2017/05/23
レーシックせずに視力回復!レーシック以外の視力矯正方法まとめ
目次
レーシック手術はできない人がいる
角膜を切開し、屈折率を変えることで視力を矯正させる方法ですが、誰でも受けることができるわけではありません。
今は多くのレーシックの治療法が確立されており、以前に比べると多くの人がレーシックを受けられるようになりましたが、それでも不適応になる人がいます。
では、レーシックができない人には、どんな条件があるのでしょうか?
レーシックができない人とは?
レーシックができるかどうかは、眼科やクリニックに行くと適応検査を行いますのですぐにわかります。
しかし、病院に行かずとも自分には適応しているのかを、ある程度知っておきたいですよね。
レーシックができない人とは
などが挙げられます。
もちろん、今は多くのレーシックのメニューができているので、 病院によってはレーシックの手術が可能であるケースもあります。
また、円錐角膜の場合だと、予め角膜を強化しておいてレーシックを施すという方法を行っているクリニックもありますので、一度適応検査を受けてみてくださいね!
適応検査を行うと、角膜の状態や疾患が隠れていないかも含めて調べることができます。
レーシックに向いている人の条件
レーシックに向いている人としては
- 年齢が20歳以上~45歳以下まで
- 角膜の厚みが充分に確保できる
- 左右の視力の差が大きい
- メガネやコンタクトレンズをつけると眼精疲労が強く現れる
- スポーツなどを存分に楽しみたい
となります。
年齢や角膜の厚みといった物理的な問題もありますが、メガネなどを付けた時に頭痛や肩こりなどの眼精疲労が強く現れる人も、レーシックに向いていると言えます。
レーシックをすることで裸眼での生活を手に入れることができ、生活の質は格段に向上します。
眼精疲労などで辛い場合などは、一度レーシックを検討してみてくださいね!
レーシック以外の視力回復方法まとめ
残念ながらレーシックの手術をすることができない、と言われた人でも今はたくさんの矯正方法があります。
他の方法で視力を回復することが充分に可能ですから、諦めないでください!
さらに詳しい解説をしている記事も併せて載せましたので、深堀りしたい方は参考にしてみてくださいね。
フェイキックIOL、ICL
フェイキックIOLですが、レーシックを行えない人にとっては希望の光となる治療方法で、眼内にコンタクトレンズを入れることで視力を回復させます。
角膜と虹彩の間に入れる前房型と、水晶体と虹彩の間に挿入する後房型に分かれます。
後房型フェイキックIOLはICL(有水晶体眼内レンズ)と言われ、安全性がより高い治療方法になり、実施している病院は先進医療実施施設として認められます。
先進医療実施施設とは、厚生労働省が先進医療として認める最新技術を用いた治療を受けることができる医療機関、という意味です。
国の機関が認める最高の治療が受けられ、高い信頼がもてるため、安心して治療に臨めますね!
メリット
フェイキックIOLのメリットは
- コンタクトレンズを入れるだけなので、必要な場合には取り出すことができる
- 強度近視や乱視などの矯正範囲の幅が広い
- 永久的に入れておくことが可能な、安全性が高い治療方法
- 角膜を削ることがなく視力を回復することができる
- ハロ・グレアなどの後遺症が少ない
になります。
角膜を削ることなく視力を回復できるので、角膜の厚みなどは基本的に関係ありません。
また、将来的に病気の治療などで取り出さなければならなくなっても、すぐに取り出すことができます。
デメリット
フェイキックIOLのデメリットとしては
- 実施しているクリニックが少なく、費用が高額になる
- 受注生産になることが多いので、治療が開始するまで時間がかかる
- 目の疾患があると施術を行うことができない
- 稀に白内障のリスクが高まる
になります。
フェイキックIOLは、レンズを注文し届いてから治療を開始することになりますので、すぐに治療を行えないケースがあります。
また、レーシックに比べ費用が高額になるというのもデメリットになります。
向いている人とは
フェイキックIOLが向いている人は
- レーシックが適応不可だけど裸眼での生活を希望する人
- 角膜を削る手術をしたくない人
- 強度の近視や乱視がある人
になります。
フェイキックIOLはコンタクトレンズになるので、自分の目の矯正範囲が収まっていれば、後遺症などのリスクも低く安全に治療することができます。
また条件として
年齢 | 21歳~45歳以下 |
矯正可能度数 | フェイキックIOL(アルフレックス) 近視 -2.0D~-14.5D、乱視 -2.0D~-5.0D |
フェイキックIOL(アルチザン) 近視 -1.0D~-23.5D、乱視 -1.0D~-7.5D | |
ICL 近視 -3,0D~‐23.0D 乱視 -1.0D~-7.5D |
になりますので、一度問い合わせてみてくださいね。
費用
フェイキックIOLの費用は、約50万円~100万円ほどになります。
レーシックの約2倍以上の費用になりますので、検討する際には費用も考えなければなりません。
口コミ、体験談
>>手術後見え方はいかがですか?
非常に満足しています。
もともと低矯正の眼鏡を常用していたので、術前と比べると、視界が格段に鮮明になりました。
コンタクトレンズを付けた直後のクリアな視界が、終日続く印象です。近見作業による眼精疲労の悪化も危惧していましたが、術後1週間ほどで気にならなくなりました。
>>日常生活や趣味などで何か変わったことはありませんか?
長年の癖はまだ抜けず、毎朝起床時に眼鏡探し。
眼鏡がなくてもみえる事に喜びを感じています。
また、仕事先の岐阜の郡上八幡では、病院の駐車場から見上げる星空が今までにも増して綺麗に輝いています。インドア派な私ですが、これだけ見えるようになるとアウトドアな趣味も何か新たに始めてみたくなりました。
出典:http://www.lasik.jp/
リレックススマイル
リレックススマイルは、レーシックと同じように手術になりますが、レーシックのように角膜を削って視力を矯正するのではありません。
リレックススマイルの場合には、レーザーで予めレンチクルという切片を作成し、小さく切り口を作成したらそこから抜き取ります。
フラップを作らず切り口からレンチクルを抜き取るだけなので、レーシックよりも切る範囲が少なくなり、術後の痛みなどが少なく次世代の視力回復術と言われています。
メリット
レーシックと同様の屈折矯正手術なのに、レーシックよりメリットが多いのがリレックススマイルの特徴です。
メリットとしては
- 術後の痛みが少ない
- 近視戻りが少なくなる
- 激しい格闘技をしている人に適している
- ドライアイや後遺症が少なくなる
になります。
フラップを作らないので、格闘技など激しいスポーツをする人が視力を回復したい時には、フラップのズレを心配をせずに済みます。
また、フラップによる後遺症の心配が少ないのも特徴です。
デメリット
フラップを作らないという大きなメリットの反面、デメリットもあります。
リレックススマイルのデメリットとしては
- 行っている眼科やクリニックが少ないので、費用が高額
- リレックススマイルをした後、再手術はレーシックでしかできない
- 視力の矯正範囲は狭くなる
- 新しい治療法なので、将来のリスクが不明確
になります。
リレックススマイルは、治療法としてはかなり新しい方法になりますので、数十年後に何か不具合が起きるかもしれないというリスクがあります。
もちろん安全性は高いとされていますが、先のことはしっかりとはわからないのが現状です。
また、リレックススマイルをした後に近視が進行してしまった場合には、もう一度リレックススマイルで視力矯正を行うことはできません。
もしも再近視化が進んだら、レーシックによる矯正になります。
費用が二重に罹るという点も、考慮しなくてはなりません。
向いている人とは
リレックススマイルが向いている人は
- 格闘技を楽しみたい人
- 角膜の厚みが薄い人
- 後遺症を少しでも減らしたい人
になります。
リレックススマイルはフラップがズレる心配がないので、顔をぶつけたとしてもフラップが外れることはありません。
リレックススマイルの条件としては
年齢 | 21歳~45歳以下 |
矯正可能度数 | 近視 -7D以下、乱視 -5D以下 |
になります。
白内障のリスクが出てくる45歳以上は、あまり適しません。
費用
あまり行っているクリニックがないため、治療法としては高額になります。
費用としては約30万円~40万円ほどです。
口コミ、体験談
>>術後の見え方
いまだに近くを長時間見た後に遠くを見ると視力が若干ボケます。
しかしながら視力の落ち幅もだんだん少なくなってきて、本を読んだ後でも本当に1.5前後は見えているという実感があります。
会社でPC作業を8時間やってから帰ると流石に視界が滲んでいますが。
以前から訴えていた右目の違和感もだんだんなくなってきています。
PC作業後は右目の違和感も戻りますが、改善の兆候が見られるのでホッとしました。
視界の明瞭感は右目の症状改善と共に調子が上がっており、寝起き時は感動するレベルになっています。
昨日は早朝から移動していたため、帰りの電車は寝てしまったのですが、寝起き後の外の世界が素晴らしいのなんの。
空の青と山の緑は稜線付近でぼやけること無くくっきりとしたコントラストを描いていますし、ずっと向こうの送電塔からのびる電線では鳥が止まっている様子までくっきり見えます。
田舎に住んでた頃はこんな感じで景色が見えていたなぁとしみじみ感じ入りました。
出典:http://relex-smile.hateblo.jp/
PRK,ラセック
PRKとラセックも、レーシックができない場合の治療方法として選択できます。
どちらもレーシックの一種ですが、レーシックと違うのはフラップを作らないということです。
本来フラップを作り、エキシマレーザーで角膜を削り屈折率を変化させますが、PRKは角膜上皮のみにレーザーを照射し、フラップを作らず切り取ってしまいます。
角膜上皮層は再生能力がありますので、一度剥がれてしまっても再び再生します。
角膜が薄い人でレーシックができない人でも、フラップを作る分が薄く済みますので、多くの角膜を矯正する際に有効です。
ラセックも同様ですが、ラセックの場合にはレーザーではなくアルコールによって角膜を除去します。
術後はフラップがないので、保護用のコンタクトレンズをする必要があります。
メリット
PRK、ラセックのメリットとしては
- 角膜が薄い、強度の近視の人もレーシックができる
- 格闘技をする人も存分に楽しめる
ことがあげられます。
フラップを作らないので、顔に衝撃が加わる可能性が高いスポーツをする人には大きなメリットがあります。
デメリット
PRK、ラセックのデメリットとしては
- 角膜が再生するまでは痛みを伴う
- 視力が安定するまで時間がかかる
- ヘイズが起きることがある
になります。
ラセックは角膜上皮層のみを除去しますので、再生するまで痛みを伴うことが多くなります。
特に術後はかなりの痛みがあるとされています。
また 、角膜の表面に照射することでヘイズ(角膜上皮下混濁)を生じることがあり、不正乱視を起こしてしまう原因となります。
向いている人とは
PRKやラセックに向いている人は
- 強度近視や角膜が薄い人
- スポーツ選手や格闘技を楽しみたい人
になります。
フラップを作らないレーシックになるので、角膜が薄い人や強度近視の人はフラップの分、矯正することができますので向いていると言えます。
PRK、ラセックの条件としては
年齢 | 21歳~45歳まで |
矯正可能度数 | 近視 -12D、乱視 -5D以下 |
になります。
費用
PRK、ラセックの費用としては約20万円~40万円程度になります。
病院によって費用は変わってきますので、詳細は直接お問い合わせ下さい。
口コミ、体験談
結論から言いますと、快適な裸眼生活を過ごしています。
最近は視力を測ってはいませんが、日常生活で不便を感じることはありませんので、ほとんど視力も低下していないと思います。
コンタクトレンズのケアの煩わしさや、入れるまでとはずした後の不便さ(もともとは両目とも0.05以下でした)、ちょっとしたはずみでずれてしまったときの痛みや治すまでの苦痛(ハードレンズを使用していました)、また、疲れてきたときのレンズの曇り、ゴミが入った時の痛み、乾燥したときの不快さ・・・それらを感じることなく過ごせているのはとてもありがたいとつくづく思います。
45歳ですので老眼が心配でしたが、近くを見るのにもそれほど苦労はありません。
よほど細かい商品の成分表示などは焦点を合わせるのにちょっと意識しますが、読めます。
新聞の文字などは全く苦労なく読めます。
出典:http://ameblo.jp/
オルソケラトロジー
オルソケラトロジーは、レーシックのような手術を行わずに視力矯正をすることができる方法です。
手術ではないので、レーシックが不適応とされた人でも治療を受けることができます。
オルソケラトロジーは特殊な専用コンタクトレンズを用いて、睡眠中に装用します。
朝に外すと角膜に癖がついており、視力を矯正することができます。
寝ている間に視力を矯正するので、簡単に治療ができ、翌朝は裸眼で過ごすことができるとして注目されています。
メリット
オルソケラトロジーのメリットとしては
- 子供から高齢者まで治療することができる
- 手術でないので、角膜はそのまま保持できる
- 装用を中止すれば角膜は元に戻る
- 近視の進行を抑制できる
- スポーツなど大いに楽しむことができる
になります。
オルソケラトロジーは子どもから高齢者まで行うことができ、安全性が高い治療法です。
手術ではなくコンタクトレンズで角膜の形を変化させるので、もしも元に戻したくなった場合には、装用を止めれば元に戻るのも大きなメリットです。
デメリット
安全で手術のいらないオルソケラトロジーですが、デメリットももちろんあります。
オルソケラトロジーのデメリットとしては
- コンタクトレンズのケアが必要になる
- 矯正できる範囲が狭い
- 円錐角膜などの疾患があると行えない
- 装用を止めると視力が戻るため、毎晩かかさずに装用しなくてはならない
- 定期的に検査をしなければならない
になります。
オルソケラトロジーはコンタクトレンズになりますので、毎日のケアが必要になってきます。
もしもケアを怠ってしまうと、雑菌が繁殖して炎症を起こしてしまうことがありますので、しっかりとケアを行いましょう。
また、円錐角膜があるとコンタクトレンズが装用することができず、視力を向上することが難しくなります。
向いている人とは
オルソケラトロジーの向いている人は
- 手術に恐怖心がある人
- 裸眼で過ごしたい人
- 近視が進行している子ども
- ケアをしっかり行える人
になります。
手術をすることがないので、手術に対して抵抗がある人でも行うことができます。
また、子どもも行えるので、近視が進行している場合などの抑制にも効果が期待できるとされています。
オルソケラトロジーの条件としては
年齢 | 7歳~75歳まで |
矯正可能度数 | 近視 -4D、乱視 -1.5D以下 |
になります。
年齢はかなりの幅があるのも嬉しいポイントですね!
費用
オルソケラトロジーは、毎年~2年前後でコンタクトレンズを交換する必要があります。
そのため、初年度の費用まではならずとも、毎年費用はかかってきます。
初年度の相場が約10万~20万円で、翌年からは約5万円~10万円程度かかります。
それ以外にも定期的に検査を受ける必要があるため、トータルでは莫大な費用が必要です。
口コミ、体験談
◆治療前の状況 右 0.1 左 0.1
眼鏡が動くのでスポーツがしずらく、体育の時間が大変
◆オルソケラトロジー治療後の変化・感想
最初はオルソKレンズをつけるのが初めてだったので少し痛かったが、今では慣れて楽につけられるようになった。
1週間ほどで視力が0.1から1.0までに回復した時は驚いた。
頭が軽くなったような感じがし、以前より目がはっきりしてきてオルソケラトロジーをやってよかったと本当に思いました。
出典:http://www.ortho-town.net/
レーシック以外の治療も人気の眼科クリニック
レーシック以外の治療法を行っているクリニックは多くありますが、全て行っているクリニックになると大手のクリニックになってきます。
大手のクリニックは全国の都市部に開院していることもありますので、近くのクリニックを探してみてくださいね。
品川近視クリニック
住所 | 東京都千代田区 有楽町2-7-1 有楽町イトシアオフィスタワー13F |
---|---|
アクセス | JR 有楽町「銀座口」・「中央口」徒歩1分 |
診療時間 | 年中無休 10:00~20:00 |
■費用
手術メニュー | 手術方法・内容 | 料金 |
---|---|---|
リレックススマイル | フラップの代わりに小さい切り口を作り、切片を取り除いて視力を矯正する | 29万 / 35.3万円 |
ラゼック | アルコールを使い、角膜の上皮だけを取り除いてレーザー治療を行う。上皮は約1週間後再生する | 16.2万円 |
エピレーシック | エピケラトームを使い、レーシックよりも薄いフラップを作ってレーザー治療を行う | 16.2万円 |
オルソケラトロジー | 就寝中に特殊なコンタクトを使用し、角膜にクセをつけることで視力を矯正する | 8.2万円 |
フェイキックIOL | 眼内にレンズを挿入する治療法。角膜を削る必要がないためレーシック不適合の方向け | 53.7万円 |
老眼治療 | 角膜内にリングを挿入するリーディングアイを始めとした老眼治療も豊富 | 27.1万円~ |
白内障手術 | 単焦点眼内レンズを使用した保険適用の治療から、最新の多焦点眼内レンズまで | 6万円~ |
※全て両眼価格(税込)
新宿近視クリニック
- 無料適応検査を実施中
- 検査は準備なしの当日OK
- リレックススマイルの国内症例数最多クリニック
新宿近視クリニック
病院名 | 新宿近視クリニック 新宿院 |
---|---|
住所 | 東京都新宿区歌舞伎町2-46-3 西武新宿駅前ビル7F |
診療時間 | 10:00~19:00(年中無休・完全予約制) |
アクセス | 西武新宿線西武新宿駅北口徒歩0分 JR新宿駅東口徒歩10分 東京メトロ丸ノ内線新宿駅徒歩10分 |
■費用
ICL(-7,5D未満) | 両眼 49.8万円 |
ICL(-7,5D~-10D未満) | 両眼 59.8万円 |
ICL(-10D以上) | 両眼 63.8万円 |
リレックススマイル 2.0 | 両眼 39.8万円 |
リレックススマイル | 両眼 32.9万円 |
フェイキックIOL(アルチザン) | 両眼 40.77万円 |
フェイキックIOL(アルチフレックス) | 両眼 53.56万円 |
フェイキック 乱視用 | +10.8万円 |
ラゼック | 両眼 23.8万円 |
オルソケラトロジー(コンフォートレンズ) | 両眼 15.8万円 |
オルソケラトロジー(プレミアムレンズ) | 両眼 18.8万円 |
*サイトの情報や紹介している商品は、記事の内容に則して最適だと判断したものを紹介していますが、実際に利用し判断・行動する場合は、ご自身の責任の上で行ってください。
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