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オルソケラトロジーに副作用はあるの?リスクと安全性まとめ

今、視力矯正の治療として注目され始めているオルソケラトロジー。その安全性はどうでしょうか?ここでは、メリットだけではなく、デメリットについて、また手入れの方法などについても紹介します。

オルソケラトロジーとは

オルソケラトロジー オルソケラトロジーとは

オルソケラトロジーとは、寝ている間に専用のハードコンタクトレンズを装用することによって、角膜の形状を変形させることで視力回復を向上する治療法のことです。

メリット

オルソケラトロジーの利点について紹介します。

手術しないで視力矯正できる

オルソケラトロジーの治療としては、一切メスなど使いません。

就寝時に専用のハードコンタクトレンズを使用すれば、それだけでOK!

レーシックのように角膜を削ることなく、視力矯正できます。

昼間裸眼で生活できる

専用のハードコンタクトレンズは夜間だけ装用で、日中は裸眼で生活することができます。

そのため、ハードなスポーツをされる方などの場合、レーシック後のように角膜が回復するまで注意する必要がありません。

可逆性がある

可逆性というのは、元に戻ることができるということ。
レーシック手術の場合、角膜を削りますが、その削った部分が元に戻ることはありません。
しかし、オルソケラトロジーは夜間装用を中止すれば、また元の角膜の状態に戻せることが可能です。

これらの利点から、現在は子どもも装用可能で、視力矯正しています。

デメリット

オルソケラトロジー デメリット

オルソケラトロジーの欠点について紹介します。

強度のドライアイ

治療を受けたいと言われる人の中にも、オルソケラトロジーの治療が合わない方がいます。

オルソケラトロジーはハードコンタクトレンズを装用するのですが、そもそもコンタクトレンズは角膜の上に膜を張った涙の上を覆っているような状態。

この涙がなければ(強度のドライアイであれば)、コンタクトレンズが直接角膜にくっついた状態となり、衝撃などでズレたときに角膜を傷つけてしまうことがあるからです。

効果が安定しないときがある

夜間の専用ハードコンタクトレンズの装用がずれて角膜が固定された場合、日中の視力が不安定になることがあります。

また、治療前から乱視が強い人では、治療を進める過程の中で乱視の状態が徐々に変化していくため、乱視が急に強くなった(残余乱視)と感じる方もいます。
この残余乱視ですが、約1か月程度で落ち着いていきます。

専用コンタクトレンズ装用開始から安定した視力が得られるまでには、早くて1週間程度、遅くて1~3か月程度と時間がかかることもあります。

一生装用する必要がある

レーシック手術などと違い、一度治療を行えば継続して適切な視力が得られるわけではありません。
オルソケラトロジーの治療では、夜間の専用ハードコンタクトレンズ装用を一生続ける必要があります。

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オルソケラトロジーの安全性とリスクについて

オルソケラトロジー オルソケラトロジーの安全性とリスクについて

他の矯正方法と比べて合併症のリスクは小さい!

レーシックのように、角膜を削ったり切ったりする必要のないオルソケラトロジーは、かなり安全性が高い治療と言えるでしょう。

詳しい内容については、下記の「オルソケラトロジーの副作用・合併症」で後述します。

安全性の高い高酸素透過性のレンズ

通常のコンタクトレンズと違い、オルソケラトロジーの治療で用いられる専用ハードコンタクトレンズは、高い酸素透過性を持ったレンズを使用しています。

もし酸素透過性の低いレンズを使い続けてしまうと、角膜が矯正される過程で酸欠状態となってしまいます。
その結果、角膜内皮細胞の数が減少してしまうのですが、ひどいときには失明することもあるのです。

ちなみに、この角膜内皮細胞ですが一度減少してしまうと元に戻ることはありません。
ソフトコンタクトレンズを使用している方は、酸素透過性の程度をもう一度チェックし、低い場合は注意するようにしましょう。

ハードコンタクトレンズと同様のリスクがある

オルソケラトロジー ハードコンタクトレンズと同様のリスクがある

寝ている間、ずっと専用のハードコンタクトレンズを装用していることによる問題点についてお話します。

感染症を起こす危険

ソフトコンタクトレンズとは違い、オルソケラトロジーのレンズは一般のハードコンタクトレンズと同様、使用後に洗浄して保存し、再度使用するというケアを繰り返します。

そのため、使い捨てのソフトコンタクトレンズと比較すると、感染率は高くなってしまいます。

角膜を傷つけてしまう

寝ているときには意識がないため、無意識に目を擦ったり、睡眠中はベル現象と言われる激しい眼球運動が起こってしまったりすることによって、角膜を傷つけることがあります。

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オルソケラトロジーによる副作用・合併症

オルソケラトロジー オルソケラトロジーによる副作用合併症

慣れるまで痛みがでることも

オルソケラトロジーの治療では、専用のハードコンタクトレンズを装用して視力矯正するため、少なくとも角膜に刺激を与えてしまいます。
その結果、痛みを生じたり、充血を起こしてしまったりすることがあります。

にじむ・ぼやけるように見えるハロ・グレア

合併症として上げられるのは、ハログレア現象です。
暗いところで光を見た時に霧がかかっているように見えたり、光自体が必要以上に眩しく感じたり(夜間グレア)する症状のこと。

治療を進めていくうちに治っていくこともありますが、そのまま継続して症状が出ることもあります。

角膜びらん・角膜浸潤・角膜潰瘍

寝ている間に専用ハードコンタクトレンズを装用していることにより、知らない間に角膜を傷つけていることがあります。

角膜びらんというのは、角膜が薄く剥がれてしまったような状態のこと。
角膜びらんを起こすと、目に痛みや違和感を感じるようになります。

角膜浸潤というのは、角膜実質まで炎症が起こっている状態のことを言い、そのまま放置すれば角膜潰瘍を引きおこし、視力が低下してしまうこともあるため、注意が必要です。

感染症の危険性がある

オルソケラトロジー 感染症の危険性がある

ハードコンタクトレンズの装用と同様に、オルソケラトロジーの専用レンズを夜間無意識の中で装用すること、使い捨てではなく使用し続けることによって角膜が傷ついてしまい、感染症のリスクが高まります。

感染性角膜炎は角膜に、感染性結膜炎は結膜に、細菌やウイルスなどが付着することによって、感染し炎症を起こしてしまった状態のこと。
細菌性結膜炎の場合は、肺炎球菌や黄色ブドウ球菌などが原因であり、ウイルス性結膜炎の場合は、アデノウイルスが主な原因となります。

他にも、水道水の中にはアメーバが含まれているのですが、不十分なケアによって専用ハードコンタクトレンズが汚染されることによって起こります。
症状としては、激しい目の痛みが特徴で、これをアカントアメーバ角膜炎と呼びます。

また角膜潰瘍まで進み、さらに緑膿菌による感染を起こしてしまった場合には、難治性で視力障がいを残してしまうことがあります。

角膜不正乱視

専用ハードコンタクトレンズが中心部からズレて角膜矯正してしまうと、不正乱視という状態が起こります。

不正乱視が起こると視力が低下してしまい、正しい視力を得ることができなくなります。

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オルソケラトロジーレンズの正しい使用方法

オルソケラトロジー オルソケラトロジーレンズの正しい使用方法
出典:www.clgakkai.jp

オルソケラトロジーの治療に用いられる専用ハードコンタクトレンズは、通常のハードコンタクトレンズとケアの仕方は変わりません。

まずは、レンズを触る手を清潔にするために、念入りに石鹸と流水を使って手洗いします。
その清潔な手で専用ハードコンタクトレンズを外し、水道水または専用すすぎ液ですすいでから、手のひらのくぼみにのせます。
反対側のひと指し指の腹をコンタクトレンズの窪みに当て、回すように泡立てながらこすり洗いします。

同じような方法で今度はレンズを裏返し、レンズの凸側をやさしくこすり洗いします。

最後に、親指と人差し指・中指の腹を使ってレンズを持ち、親指をスライドさせるようにしながら両面を綺麗に洗ってください。
洗い終わったら、水道水または専用すすぎ液を使って洗浄液がなくなる(ヌルヌルが取れる)まできれいにすすぎます。

保存するときには、保存液を入れたケースに入れることで、レンズを乾燥から防ぎます。
また、レンズを付けるときには、レンズケースから取り出した後「手洗い~洗浄液をすすぐ」までの動作を行ってから、使用するようにします。

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必ず定期検査を受けよう!

オルソケラトロジー 必ず定期検査を受けよう!

オルソケラトロジーの治療を始めたら、必ず定期検査を受けるようにしましょう。
定期検査によってわかることは、角膜表面の状態やドライアイになっていないか、涙の分泌量をチェックします。
さらに、視力矯正の程度や経過、角膜内皮細胞の状態や眼圧なども調べてくれます。

老化による視力低下や緑内障・白内障など、さまざまな眼疾患を早期発見してもらうことができます。

眼疾患にかかると、オルソケラトロジーの治療は難しくなってしまいます。

それらを早期に治療してもらうためにも、忘れずに定期検査を受けるようにしましょう。

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あとがき

オルソケラトロジー あとがき

オルソケラトロジーの治療は、合併症が少ないものの、継続して専用ハードコンタクトレンズを維持するためのケアが必要であったり、毎日レンズを装用する必要があったり、レーシック手術に比べると手間がかかるところもあります。

しかし、何より角膜矯正後に「可逆性」があるという点は、素晴らしいところでしょう。
もし自分に合わないと感じたら、オルソケラトロジーの治療を止めてしまえば、綺麗に元通りになります。

子どもも受けることができるオルソケラトロジー、気になる方は一度クリニックに説明を受けに行ってはいかがでしょうか?

最終更新日: 2017-09-06

タグ:
オルソケラトロジー

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