2017/09/26
レーシック後の保護用ゴーグルや眼帯はいつまで必要?つける・外すタイミングまとめ
目次
レーシックの手術後には保護メガネの着用が必要
レーシック手術をした後には、保護メガネが必要です。
この保護メガネは、紫外線や眩しさから保護するためではなく、眼に埃やゴミが入ったり、眼を触ってしまうことを防ぐことが目的です。
その他にも、手術の際に作成した角膜のふた(フラップ)がずれることを防ぐ役割もあります。
保護メガネは、家にいる時も外出の際も含め、基本的に1日中掛けている必要があります。
また、寝る時にはプラスティックやアルミ製の眼帯を付けて寝ることが推奨されます。
感染症予防やフラップのずれ防止が目的
保護メガネ装用の一番の目的は、防塵と感染症予防です。
手術後の目はフラップが安定しておらず、とても敏感になっているので、ばい菌が入り込んでしまうと眼内炎などを起こしてしまう可能性があります。
ばい菌は無意識に目を触ったり、髪の毛が目に入ることで目に入るので、保護メガネでそれを防ぎます。
また、保護メガネのもう一つの大きな役割は、フラップを守る事です。
フラップが安定しない間に触ってしまうと、フラップがズレたり外れたりしてしまいます。
フラップがずれてしまうと、もう一度病院に行って治してもらう必要があります。
保護用めがねってどんなもの?
多くのクリニックでは手術後に保護メガネを支給してくれます。
支給してくれるメガネは、花粉症用のメガネのように、レンズの周りにカバーが付いています。
自分で用意する必要がある場合、理想的なのは目をすっぽりと覆う形状のメガネです。
普通のメガネやサングラスだと隙間があるので、ゴミや埃が入ってしまう可能性がありますし、無意識のうちに隙間から指を入れて、目を触ってしまうかもしれないからです。
また、日中用の保護メガネの他に、就寝中用の保護メガネも必要です。
寝ている間は完全に無意識なので、間違って自分の目を触らないようにするためです。
しかし、寝ているときに保護メガネを掛ける事は難しいので、代わりにギッターと呼ばれる、プラスチックやアルミ製のメガネを顔に張り付けます。
従って、レーシック手術後には保護メガネとギッターの2種類が必要と言えます。
特に寝るときは忘れずに
寝るときには必ず保護メガネが必要です。
寝ている時は完全に無意識なので、目を擦ってしまう可能性が高いからです。
寝るときの保護メガネは、夜間の就寝時だけではなく、お昼寝をするときにもしたほうがいいです。
就寝中の保護メガネは、日中用の物とは違って、ギッターと呼ばれる透明なプラスティックやアルミ製の眼帯を顔に貼り付けて使います。
通常の布製の眼帯ですと、目と接着しているので眼帯の上から触ると目にも負担がかかりますは、ギッターは素材が硬く、丸みを帯びている形状なので目に接着していません。
保護メガネがいらない術式もある
レーシック手術の種類によっては、保護メガネが必要でない場合もあります。
通常のレーシック手術は、レーザーで角膜にフラップと呼ばれるふたを作り、フラップをめくった下の角膜をレーザーで削ります。
フラップが安定するまではしばらく時間がかかるので、安定しない間に触ってしまうと、フラップがずれたり外れたりしてしまいます。
しかしPRKでは、フラップを作る代わりに角膜上皮をブラシやレーザーなどで完全に除去し、そのあとソフトコンタクトレンズで保護します。
コンタクトレンズで保護するため、PRKでは保護メガネはいりません。
だて眼鏡ではだめ?
だて眼鏡が絶対にダメなわけではありませんが、だて眼鏡の弱点は隙間が多いという点です。
隙間がある事でゴミや埃が入りやすくなるし、その隙間から手で目を触ってしまう事も考えられます。
しかし、人前に出る場合や仕事の時には、保護メガネを掛けられない時もありますよね。
この場合はだて眼鏡でも構いませんが、眼鏡フレームのデザインを選びましょう。
眼鏡フレームで重要なものは大きさです。
目を保護する事が大きな役割なので、小さいフレームの物ですと役割を果たせません。
おすすめの眼鏡フレームは、天地幅(縦幅)が大きくて眼鏡フレームにカーブが付いている物です。
カーブが付いている事により、目や顔を包み込んでくれるので隙間が少なくなります。
また、通常の眼鏡の場合は目から眼鏡フレームまでの距離が12mm程離れているのが理想と言われていますが、保護メガネとして使う場合は、隙間が空いていない方が理想的です。
そのため、鼻あてにクリングスと呼ばれる金具が付いているタイプの物ではなく、眼鏡フレームから直接盛り上がっていタイプの物がおすすめです。
市販の保護用ゴーグルでもOK
保護めがねに決まった形があるわけではないので、目を覆って保護してくれる物であれば基本的になんでも構いません。
大きめのサングラスでも可能ですが、サングラスの場合は色が薄めの物がおすすめです。
色が濃いと、家の中や夜に掛けると目が疲れてしまいます。
市販の作業で使う保護用ゴーグルでも構いません。
こちらはインターネットやホームセンターで容易に入手する事が出来ます。
保護眼鏡は紫外線カットになっているものが理想的てすが、紫外線カットになっていなくても問題はありません。
保護用メガネはいつまで必要?
保護メガネは、レーシック手術をした当日から装用が必要になります。
病院やクリニックによって装用する期間が異なるので、詳しく説明を聞きましょう。
日中用は手術後から翌日検診、1週間後まで
日中に保護メガネを掛ける期間は1週間のところが多いようですが、医療施設によって推奨期間は異なります。
しかし、推奨期間を超えて保護メガネを掛ける事は特に問題ありません。
眩しい時や埃が入る場所に行く場合、自分で目を触ってしまいそうな時などは、積極的に掛けた方が目の保護になります。
大手のクリニックでいうと、神戸神奈川アイクリニックと新宿近視クリニックは、術後1週間まで外出時に保護用メガネかサングラスをつけることを推奨しています。
品川近視クリニックは、日中の保護用メガネは翌日検診まで(つまり手術から1日)の使用を推奨しています。
1週間と1日だと、ずいぶん差がありますよね。
夜間用は術後から1週間、または1ヶ月間
保護メガネと違い、就寝時に使用する眼帯は最長で1ヶ月の着用を推奨する施設もあります。
就寝時は日中よりも無意識に触る事が多くなるので、着用期間が長くなってしまいます。
しかし大手のクリニックでは、神戸神奈川アイクリニック、品川近視クリニック、新宿近視クリニックのどこも術後から1週間の使用を推奨しています。
レーシック手術におすすめのクリニック
品川近視クリニック
品川近視クリニックでは、紫外線カット率100%の保護メガネと就寝中用の保護メガネを無料進呈しています。
日中用の保護メガネは無色透明とグレーの2色展開だそうです。
グレーの方もそれほど色は濃くないですが、夜に外出することが多い方は無色透明がおすすめです。
手術後は保護メガネを装用して帰宅しますが、翌日検診後は裸眼で生活して大丈夫です。
持参した大きめのサングラスを使っても良い、とのことです。
手術メニュー | 手術方法・内容 | 料金 |
---|---|---|
スタンダードレーシック | マイクロケラトーム(電動カンナとノコギリを合体させたような超小型の精密機器)でフラップを作る最もスタンダードなレーシック。 | 6.9万円 |
品川イントラレーシックアドバンス | イントラレーシックの中では最も普及している治療法。術後の不正乱視のリスクも軽減される。 | 14.4万円 |
スダンダードZレーシック | フラップ作成時の照射エネルギーが小さく、照射時間も短い治療法。術後の炎症が少ない、術後に眩しくなる症状が出にくいなどのメリットがある。 | 20万円 |
クリスタルZレーシック | フェムトLDVクリスタルライン」と「エキシマレーザー」を使用し、クリスタルビジョンと呼ばれる高品質の見え方を追求した治療法。 | 22.8万円 |
アマリス750Zレーシック | 正確なレーザーの照射で、ドライアイ、ハロ・グレアなどの後遺症が起きるリスクを大幅に軽減した治療法。 | 29.1万円 |
Lext(レクスト) | 視力の回復と角膜の強じん化を同時に行うことができる、最新の治療法の1つ。 | 31.8万円 |
※全て両眼価格(税込)
口コミで圧倒的な人気を誇り、世界トップレベルのレーシック手術の症例数121万件の実績を残す、品川近視クリニックがおすすめです。
院内や治療中の様子について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
新宿近視クリニック
新宿近視クリニックでは、日中用のメガネも就寝中用のメガネも、術後から最低1週間の使用を推奨しています。
術日当日はクリニックの保護メガネを貸出してくれて、翌日の検診で保護メガネを返却すれば大丈夫です。
翌日以降はご自身で保護メガネを用意します。
もし持っていなければ、だてめがねやサングラスでも可能です。
引き続き同じ保護メガネを使用したいという方は販売もしているので、購入することも出来ます。
色は黒・茶・グレーの3色でいずれもUVカット加工が施されています。
術式 | 費用(両眼・税込) |
---|---|
iFSイントラレーシック | 19.8万円(1年保障) |
iFSイントラレーシックオプティマイズ | 23.8万円(1年保障) |
Custom Fit イントラレーシック | 27.8万円(2年保障) |
Vario Design レーシック | 32.9万円(3年保証) |
Max Vario design レーシック | 39.8万円(3年保証) |
SBKレーシック | 9.4万円 |
大手クリニックの中でも特に幅広い手術方法を取り揃えている新宿近視クリニックもおすすめです。
患者の意見を聞きながら最適な手術方法を提案してくれるので、安心して手術が受けられます。
もっと魅力が知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
まとめ
保護メガネや眼帯を装用するので大切なポイント以下の通りです。
- 保護メガネは術後より装用
- 医療施設によって装用期間が異なる
- 保護メガネはだて眼鏡やサングラスでも可
- 就寝時には眼帯が必要
保護メガネや眼帯を装用する期間や、推奨される保護メガネの種類が異なりますので、各病院やクリニックの説目をきちんと聞きましょう。
レーシック手術は手軽に行える手術になりますが、手術後の目を守れるのは自分自身なので、術後のケアもきちんと行いましょう。
*サイトの情報や紹介している商品は、記事の内容に則して最適だと判断したものを紹介していますが、実際に利用し判断・行動する場合は、ご自身の責任の上で行ってください。
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