2016/07/07

コンタクトレンズ

ドライアイの人にもおすすめできる1dayコンタクトレンズとは?

近年、コンタクトレンズの普及に伴い、ドライアイの症状に悩む人も増えてきています。実際、コンタクトレンズユーザーでドライアイに悩んでいる人も多いのではないでしょうか? 特にソフトコンタクトレンズは、ドライアイの症状を悪化させやすいです。ですがソフトコンタクトレンズの中にも、ドライアイに強い素材もあります。今回は1dayソフトコンタクトレンズで、ドライアイに強いレンズを紹介していきます。

ドライアイとはどんな症状?

ドライアイとは、目の表面を覆っている涙の量が減ったり、その質が変化してしまうことで起こるトラブルの総称です。

ドライアイの一般的な症状は、目が乾く、目が疲れやすい、目がショボショボする、目がなんとなく重いといったものがありますが、症状がひどくなると痛みを伴うこともあります。

ソフトコンタクトレンズは角膜の上に載せると、レンズが目の表面の涙を吸い取って目の表面が乾くため、ドライアイになりやすくなります。

ドライアイにも強いシリコーンハイドロゲル素材とは?

シリコーンハイドロゲル素材
出典:http://acuvue.jnj.co.jp/

シリコーンハイドロゲル素材とは、ハイドロゲル素材にシリコーンを配合することにより、従来のハイドロゲル素材に比べて数倍の酸素透過性を可能にしたものです。

このシリコーンハイドロゲル素材を用いることにより、ソフトコンタクトレンズの弱点である乾燥感を防くことができるようになり、酸素不足によるトラブルを軽減することが可能になりました。

シリコーンハイドロゲル素材は、脂質汚れが付きやすいという弱点もあるのですが、1dayの場合はケアや保存をしないため、そこまで気にしなくても大丈夫です。

おすすめのシリコーンハイドロゲル素材

ワンデーアキュビュートゥルーアイ

ワンデーアキュビュートゥルーアイ(30枚入)

目の健康に、大切な4つの要素をひとつに。
目指したのは、裸眼に限りなく近い健康な瞳。
コンタクトレンズに求められる、目の健康に大切なことをひとつに。
世界初のシリコーンハイドロゲル素材の1日使い捨てコンタクトレンズ。
あなたの瞳も新たなステージへ

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J&Jのワンデーアキュビュートゥルーアイは、シリコーンハイドロゲル素材により裸眼時の98%の酸素を目に供給することができます。

また、ワンデーアキュビュートゥルーアイは独自のハイドラクリアワン・テクノロジーにより高い保水力を維持できるので、快適な装用感が一日中続きます。

さらに、ベースカーブも2種類あるため幅広いユーザーが使用できます。
コンタクトレンズの着け外しもしやすいため、初心者にもおすすめできます。

ワンデーMyDay

ワンデーMyDay(クーパービジョン)

2013年9月にヨーロッパで発売になったばかりの新商品(他地域では2014年に発売開始予定)の1dayタイプコンタクトレンズ。
酸素を最大限、角膜に通すスマートシリコンという素材で出来ており、高い保水性もあるので快適に装用できます。
またUV ブロック加工がされているので、強い日差しから眼を守ることができます。

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クーパービジョンのワンデーMyDayもおすすめのシリコーンハイドロゲル素材のワンデーです。

ワンデーMyDayに採用した独自のスマートシリコンにより、シリコーンハイドロゲル素材の弱点である硬さをおさえ、「柔らかさ+高い酸素透過性」を実現することができたのが大きな特徴です。

またなめらかなレンズエッジデザインにより、結膜へのレンズの機械的な刺激を最小限におさえることができるため、違和感の軽減もできるように設計されています。

目薬も併用することでさらにドライアイの症状をおさえる

目薬を差す

素材をシリコーンハイドロゲルに変えても、エアコンを入れるシーズンにはドライアイの症状がひどくなることがあります。

そんな時には、まずはコンタクトレンズの上から点眼できる目薬を頻回に使うことです。
コンタクトレンズの上から使用する目薬は、以下の点に注意して購入しましょう。

目薬を選ぶポイント

涙に近い成分

「人口涙液」と呼ばれる涙に近い成分の目薬には、塩化ナトリウムや塩化カリウムが配合されており、目に対する刺激や角膜への影響も少なく、自然な涙に近い状態になるように助けてくれます。

ヒアルロン酸配合

人口涙液だけだとすぐに蒸発してしまうので、保湿効果が高く、持続効果もあるヒアルロン酸入りがオススメです。
ヒアルロン酸は角膜に長くとどまり潤いを与える上に、角膜修復作用もあるのでドライアイにぴったりの目薬です。

防腐剤が不使用

防腐剤とは、目薬を開封後に長く持たせたり、雑菌の繁殖を防いだりする為に入っている物です。
健康な人にとって目薬は涙と共に流れていくので、問題はありません。

しかしドライアイの人は涙が足りず、防腐剤が流れないまま目にとどまり続けてしまいます。
防腐剤が目の表面で雑菌を攻撃するとともに、角膜の細胞も攻撃してしまいます。
角膜に傷がついてしまうこともある為、防腐剤入りの目薬は危険なのです。

血管収縮剤も危険

目が充血している時に使う時が多い血管収縮剤入りの目薬ですが、単に充血しているからという理由で使うのは危険です。

この目薬を点眼すると、瞬間的に血管を引き締めるため充血はとれますが、薬の作用が切れるとリバウンドで前よりも充血を悪化させます。

これを繰り返していると、次第に血管自体が太くなってしまい元に戻らなくなり、常に充血した目になってしまいます。

まとめ

今回はドライアイに有効なワンデーコンタクトレンズについて説明しました。

ただし、どんなに素材を良いものにかえて目薬をしようしてもドライアイの症状がひどくなる場合には、一時的に装用を中止して、眼鏡で過ごして下さい。

眼科で定期的に目の状態をチェックしてもらうようにしましょう。

カテゴリー:コンタクトレンズ
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最終更新日:2021/02/18

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