2020/06/21

眼の病気・症状

ドライアイ患者に不可欠!処方される目薬が持つ秘密とは

ドライアイに悩む人の必須アイテムといえば目薬ですよね。多くの人はドラッグストアなどで売られている、市販のタイプを使用していることでしょう。ところが市販薬と処方薬には違いがあることをご存知でしたか?処方される目薬には、市販薬にはない特徴があったのです。

ドライアイとは

目の痛み
ドライアイとは涙の分泌量や質の低下などが原因で、目の表面の健康が損なわれる疾患のことです。
日本眼科学会によると、日本における患者数は800万人から2200万人と言われています。

眼球は涙の膜に覆われています。
涙には角膜を平滑にすると同時に、目に酸素を供給したり細菌やウイルスから目を保護したりする働きもあります。
ところがドライアイになって涙の量が減少、または質が低下すると、目に不快感を覚えたり機能異常をきたしたりします。

ドライアイを引き起こす要因はさまざまですが、一般的には次のような環境的要因によって発症します。

・パソコンのモニターやテレビを凝視することのよる、まばたきの回数の減少
・空調による乾燥
・ストレスなどに起因する自律神経のバランスの乱れ
・長時間にわたるコンタクトレンズの使用

市販と処方の目薬の違い

眼科
目に異常を感じたら、眼科を受診することが重要です。

多くの患者が使用している市販の目薬には、以下のような注意点があります。

・用量以上の使用によって、涙の油層や保湿成分まで洗い流してしまう
・長期間保存できるよう防腐剤が配合されていて、角質上皮に炎症を起こす原因となる
・血管収縮剤が配合された目薬は強制的に充血を解消するので、根本的な治療にはならない

一方眼科では、防腐剤や血管収縮剤を含まない目薬を処方してもらうことができます。

市販の目薬を利用した治療は、一時的な症状の緩和に過ぎません。
根本的な原因を解消したい場合や、より安全性を意識したい場合は、目眼科で処方された目薬の使用をおすすめします。

涙の構造を知って効果的な対策を!

納得
眼球を覆う涙は、ムチン層・水層・油層の3層で目を潤しています。
このバランスが崩れると、目を十分に保護することができなくなってしまいます。

ドライアイの多くは、ムチン層に発生する異常が原因です。
ムチン層に発生した異常が涙の3層構造のバランスを崩し、目に痛みを感じたり目の疲れを感じたりします。
眼科で処方される目薬には、このムチン層の分泌を促す働きがあります。

ドライアイに効果的な処方目薬

ジクアス点眼薬3%

ジクアス点眼薬3%
出典:https://www.qlife.jp/

参天製薬が開発したドライアイ治療薬で、ムチン分泌作用、水分分泌・保持作用があります。
ドライアイを対象にした薬剤として、世界で初めて認可が下りた目薬です。

ジクアスの主成分であるジクアホソルナトリウムには、ムチンを分泌するP2Y2受容体の働きを強める効果があるため、以上のような効果を感じることができます。

市販されていないため、眼科で処方してもらう必要があります。

ちなみに以前のジクアスには防腐剤が使われておりましたが、現在では問題であったンザルコニウム塩化物が取り除かれて、安心して使えるようになっています。

ムコスタ点眼液UD2%

ムコスタ点眼液UD2%
出典:https://www.qlife.jp/

大塚製薬が開発した、角膜のムチン分泌を促すドライアイ治療薬です。

胃腸薬として有名なムコスタですが、その主成分であるレパミドは結膜にある粘液分泌細胞を増加させる作用があります。
ムチン分泌の働きをもつその細胞自体を増加させることで、ムチンの分泌を促し、ドライアイを改善させます。

こちらも市販はされておらず、眼科で処方してもらう必要があります。

このように、ムチン分泌を促す新しいタイプの目薬は、眼科医がドライアイと診断した際の処方薬なので、市販はされていません。

カテゴリー:眼の病気・症状
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最終更新日:2020/12/18

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