2016/09/19
近視の人の見え方は?光や色はどう見える?
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目次
ものが見える仕組みは?
まず、物が見える仕組みを見ていきましょう。
目の構造は、ちょうどカメラの構造と似ています。
虹彩は絞り、水晶体はレンズ、網膜はフィルムに当たります。
光を感じ焦点を合わせることで物が見える
出典:https://www.civillink.net/
出典:https://www.civillink.net/
目に入ってきた光は、虹彩で光の量を調節(絞り)し、水晶体で屈曲(レンズ)、硝子体を通り網膜(フィルム)で焦点を結びます。
その光による信号が視神経を通り、脳に伝達されます。
そして、形として認識されるのです。
色を見るには光が必要

人は暗いとことでは、物を見たり、何色か見ることは出来ません。
それは光(可視光線)がないからです。
色を認識するには、光が必要なのです。
ある物体に光が当たった時、ある色の光は吸収され、物体に吸収されない色の光が反射して目に届き、物体の色を認識することが出来るのです。
近視とは?
調節力を働かせない状態で、平行光線が網膜より前に焦点を結んでしまう状態です(図2)。
遠くを見るときは像がぼけて見えますが、近くを見るときには、光りが広がる方向で目に入ってくるため、焦点は網膜に近づき、眼鏡なしでもはっきり見ることができます
出典:https://www.nichigan.or.jp/
出典:https://www.civillink.net/
近視は、目に入ってきた光が網膜(フィルム)より前で焦点を結ぶので、近くの物ははっきり見え、遠くのものはぼやけます。

なぜ近視になるの?

近視の原因は、よくわかっていないことが多いですが、遺伝的な要因と環境的な要因が関係するのでは、と言われています。
遺伝的な要因
親が近視だと、子供が近視になる可能性が高く、「軸性近視」は遺伝すると言われています。
環境的な要因
暗いところでの読書や勉強、姿勢が悪い、携帯電話やスマートフォン、ゲーム機などの小さい画面を長時間注視、パソコンのディスプレイやテレビを長時間見る、などが挙げられ、小中学生の視力低下の原因ではないかと言われています。
軽度な近視は、環境要因が強いと考えられています。
目は、水晶体周囲の毛様体筋が緊張したり緩んだりして焦点を調節しています。
近くに焦点を合わせた状態(スマートフォンの注視など)が続くと、その距離で見やすくなるように目が適応しようとします。
その結果、水晶体が膨らんだ状態(緊張状態)となり、調節する毛様体筋も疲れ、調整力が落ちたり、緊張状態を解消しようと、焦点を遠くに合わせるようとして、次第に眼軸長(目の奥行)が伸びます。
それで、遠くが見えにくくなり、近視が進むのでは、と言われています。
2つの分類(軸性近視、屈折性近視)

近視は、軸性近視(真性近視)と、屈折性近視(仮性近視)に分けられます。
軸性近視
眼軸長が通常より長い為、焦点が網膜よりも手前で結んでしまいます。
手前で集まった光は、再度広がって網膜に届きます。
その為、遠くがぼんやり見えます。
元々の眼軸の長さが原因の為、遺伝的要因が大きいのではと言われています。
屈曲性近視
屈曲性近視は、近くをよく見ようと水晶体が大きく膨らみ、屈折力が強くなり、焦点が網膜の手前になってしまうことでおきます。
近視の人の見え方
出典:https://www.flickr.com/
近視では、網膜(フィルム)より前で焦点を結ぶので、フィルムにはっきり写らない、焦点がぼやけた写真のように見えます。
この様に焦点が合わず、ぼやけて見ます。
近視と色(光の波長)の屈折率について
光の波長と色

人は、目から入ってきた光を感じることで物を見ることが出来ます。
光には波長があり、その長さによって屈折の度合いが異なります。
また光は、色によって波長が違います。
波長が短いほど屈折率が大きい(青色)
波長が長いほど屈折率が小さい(赤色)
従って、目から入った光は、届く距離が、青→赤となります。
正視(水晶体の屈折に異常がない状態)では、青と赤の中間位置に焦点を合わせます。
近視では、焦点を結ぶ位置が手前にある為、水晶体の屈折率が上がっている事と同じ状況になります。
よって、波長の長い赤色が網膜に近くなり、赤色の方が見やすいくなり、元々波長の短い青色は、より手前で焦点を結ぶので見えにくい傾向があります。
近視の人には青色が良い
近視では、屈折率の小さい赤色の屈折率が大きくなり、水晶体を刺激するので疲れやすいと言われています。
青色は、元々屈折率が大きいので、水晶体への刺激は逆に緩和され疲れにくくなります。
よく近視の人には、青色(緑色)を見せると良いというのは、この様な理由からなのです。
矯正の時期

一般的に、近視の矯正はメガネやコンタクトレンズを用います。
仮性近視の場合は、眼鏡をかければ正常の視力まで矯正することが出来ます。
裸眼で0.7以上
視力「0.7」が目安になることが多いです。
通常、教室の一番後ろから黒板の字を見るのに0.7以上が必要となります。
普通自動車運転免許証も0.7以上の視力がないと発行されません。
0.7なら、まだメガネなしでも大丈夫ですが、日常生活に支障があるようなら使用するのも良いでしょう。
裸眼で0.3~0.7
学校の教室などでは、席の一番前からなら見える視力です。
見えにくいと感じる場合は、眼鏡をかけた方が良いでしょう。
必ずかけなければいけない訳ではなく、授業中だけかける、遠くを見る時だけかけるようにしても大丈夫です。
子供の場合は、授業中など遠くを見る必要時のみかけて、家での勉強など近くを続けて見る時は、外す方が良いと言われています。
裸眼で0.3以下
学校では、一番前でもよく見えない視力です。
メガネが必要な段階です。
この段階でも、メガネは必要時に応じてかけたり外したりして大丈夫です。
近視を進行させないために
遺伝的要因は改善が難しいですが、環境要因の場合は日常生活を改善することで進行を防ぐことが出来ます。
日常生活の改善(姿勢、明るさ、運動、屋外活動、食事、睡眠など)
正しい姿勢

姿勢が悪かったり、横になって読書をすると、左右で目と本の距離に違いが生じる為、近視が進むだけでなく、左右での視力差が生じる可能性があります。
軽度ならば、姿勢を正すだけでも改善することもあります。
適度な明るさ
暗い所や乗り物の中での読書は、目に負担がかかります。
照明は、300ルクス以上の明るさがないといけません。
300ルクスは一般家庭のキッチンでの明るさと同程度です。
勉強やテレビを見る時は、500ルクス程度が適しています。
赤みのある電球色は近視の場合、水晶体に負担がかかる為、勉強部屋などは、白い蛍光灯が適切でしょう。
適度な運動、屋外活動

同じ姿勢で長時間いると、体の筋肉だけでなく、毛様体筋や目を動かす外眼筋なども緊張し、固くなっています。
適度な運動は、全身の筋肉と共に眼周囲の筋肉の緊張もほぐしてくれます。
また屋外に出て、遠くの青い空や緑の木々を眺めることで、水晶体の負担も緩和することが出来ます。
バランスの良い食事

目に効果がある、と言われる食品に固執することなく、ビタミン、ミネラルも含め、全体的にバランスよく、規則正しい食事を心がけましょう。
糖質の摂りすぎは、他の病気同様、視力にもよくないと言われています。
また、カルシウムは大切です。
不足すると毛様体筋の働きが悪くなり、近視になりやすくなります。
サプリメント
近視に良いとされているサプリメントもありますので、補助的に利用するのも良いでしょう。
・アントシアニン
情報を視神経に送る時の、神経伝達物質の合成を助けます。
眼精疲労や近視の進行予防、夜間の視力アップ、眼周囲の血行を良くします。
・ルテイン
活性酸素から目を守り、水晶体や網膜へのダメージを予防します。
・ビタミンB群
目の代謝機能を高めます。
等があります。
視力回復トレーニング

視力回復トレーニングには様々ありますが、ここでは毛様体筋トレーニングについて紹介します。
水晶体の厚さを調節する毛様体筋。
近視の人は、この筋が常に緊張状態にあり、遠くを見ても水晶体が調節されません。
以下の2つの方法でトレーニングできます。
・遠近体操法
遠くと近くを交互に見るトレーニングです。
毛様体筋の緊張をほぐします。
・遠方凝視法
遠くの一点をしっと見つめるトレーニングです。
毛様体筋を緩めて、水晶体を薄く調節できるようにします。
まとめ
現代人の生活は、近視になることを避けられない環境にあると言えます。
視力が落ちたかな?と思ったら、早めに眼科で見てもらい、それ以上、低下しないように努めたいですね。
*サイトの情報や紹介している商品は、記事の内容に則して最適だと判断したものを紹介していますが、実際に利用し判断・行動する場合は、ご自身の責任の上で行ってください。
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