2016/07/07
簡単で早く効く!ものもらいの治し方4選
目次
ものもらいの種類と原因
「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」と「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」の2つの疾患を総称して「ものもらい」と呼びます。
両疾患とも瞼にかゆみや痛みを伴う症状が現れますが、それぞれ異なる原因によって発症します。
霰粒腫の原因
まつ毛の生え際には、マイボーム腺という目を保護するための脂を分泌する器官があります。
霰粒腫はマイボーム腺に脂肪が詰まることが原因で瞼に炎症を起こし、腫れたりしこりができたりする病気です。
麦粒腫の原因
瞼の表面に付着している細菌が瞼の分泌腺や毛穴などに侵入し、その部分が菌に感染することで発症するのが麦粒腫です。
重症化すると化膿することもあります。
麦粒腫は瞼の外側の皮膚面にできる外麦粒腫と、まぶたの内側の結膜面にできる内麦粒腫に分類されます。
ものもらいの治療期間
治療期間は、ものもらいの種類によって異なります。
霰粒腫の治療期間
霰粒腫は、小さいと放置しておけば1か月ほどで自然治癒することも多く、通常は特別な治療を必要としません。
この場合は血行の改善が効果的なので、温湿布を貼ると早期治療が期待できます。
放置しておいても治らない場合があり、この場合長期間放置するとポリープ状のイボが長期間残ってしまうこともあります。
大きい場合や角膜を圧迫する場合は局部麻酔をかけて手術で摘出するか、副腎皮質ホルモンを注射して溜まった脂肪の吸収を促して対処します。
目に違和感を覚えた時点で早めに医療機関を受診することをお勧めします。
麦粒腫の治療期間
細菌の感染が原因で化膿する麦粒腫は霰粒腫に比べて痛みは強いですが、簡易な方法で治療できます。
抗菌のために処方される点眼薬、軟膏、飲み薬を使用して10日ほどで痛みは鎮まります。
しかし薬の服用を始めて数日たっても快方に向かわない場合は、眼科に相談することをお勧めします。
早く治すには
ここで、ものもらい(麦粒腫)を早く治す方法をご紹介します。
霰粒腫は基本的に自然治癒を目指しますが、1か月を過ぎても治らない場合は眼科を受診するようにしましょう。
市販の目薬を使用する
ものもらい用の目薬が市販されています。
このような目薬を使うことで、麦粒腫の原因となる菌を減らすことができます。
数あるものもらい用の目薬からものもらいの症状(麦粒腫)に合った目薬を選ぶと早く治すことができます。
抗菌の洗浄綿を使う
原因菌は汚れや脂をエサとして増殖します。
抗菌成分を含んだ戦場綿で患部の周辺を拭うと菌の繁殖を抑えられ、ものもらいを早く治すことができます。
「オキュソフト」は眼科でも販売されていて安心、しかも簡単に使うことができます。
眼薬との併用がお勧めです。
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体や目元を温める
体や目元を温めることでマイボーム腺が詰まるのを防ぐことができます。
夏でも湯船につかったり、ホットタオルで目元を温めたりしましょう。
アイメイク・コンタクトレンズを避ける
アイメイクやコンタクトレンズは目に負担がかかります。
アイメイクをするとまつげの生え際のマイボーム腺を塞いでしまうことがあります。
マイボーム腺は脂を分泌するので、塞ぐと脂肪が詰まってしまいます。
また、コンタクトレンズに付着した汚れがものもらいを悪化させることもあります。
まとめ
比較的治療が簡単な麦粒腫は、自分自身でケアすることもできます。
目に違和感を覚えたら、目元を清潔に保ち菌の繁殖を抑えるように心がけることが治療への近道です。
病院に行く時間がない人は、ご紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。
*サイトの情報や紹介している商品は、記事の内容に則して最適だと判断したものを紹介していますが、実際に利用し判断・行動する場合は、ご自身の責任の上で行ってください。
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