2016/07/03
近視の原因は筋肉!?筋肉をほぐして近視を改善させる方法
目次
近視の原因は目の筋肉!?
近視になる原因に目の筋肉が関与しているケースがあります。
上の図にある毛様体筋、虹彩筋、外眼筋の主に3つの筋肉が強く関わってきます。
毛様体筋は、目の奥にあるレンズの厚み調整を行う筋肉です。
人は物を見るとき、目の奥にあるレンズを厚くしたり薄くすることでピントを合わせますが、この調整を毛様体筋が担ってます。
毛様体筋が凝って動きが低下するとレンズの厚み調節が上手くいかず、ピントが合わせられずモノがぼやけて見えてしまうのです。
外眼筋は、目の焦点を合わせるための微妙な眼球の角度調整を行う筋肉です。
外眼筋の動きが低下してしまうと目の焦点をうまく合わせることができなくなり、毛様体筋と同様にモノがぼやけて見えてしまいます。
虹彩筋は瞳孔をとじたり開いたりする働きを持つ筋肉です。
虹彩筋の動きが低下すると目に入る光の量を調整することが難しくなり暗くて見えづらい、逆にまぶしくて見えづらいと感じるようになります。
これら筋肉の凝りは、パソコンやゲーム、勉強、読書など近くの物ばかりを凝視することや、暗がりでの作業等がきっかけとなり生じます。
仕事でパソコンを使用している、ゲームを長時間行っている、猫背で本やノートに顔を近づけながら勉強をしている、電気をつけずにマンガを読んでいる…これらに思い当たることがあれば、今悩んでいる近視は筋肉が関与している可能性を考えてみましょう。
筋肉をほぐして近視を改善させる方法
近視の原因が目の筋肉であれば、原因であるその筋肉をほぐして動きを良くすることで近視の改善が期待できます。
目の筋肉をほぐして近視を改善させる簡単な方法を以下に紹介します。
蒸しタオルを当てて目をマッサージする
蒸しタオルを目に当てて目頭、眉毛の真ん中、目じり、それぞれを気持ちの良い範囲で押してマッサージを行います。
回数:各5秒×5回
近く・遠くのものを交互に見比べる
近くにあるもの、遠くにあるものを交互に見比べます。
手前にあるコップと遠くにある窓の景色を見比べたり、指を近くに寄せたり遠くに離したりしてもよいです。
回数:近くにあるものを3秒、遠くにあるものを5秒×5分程度
遠くのものを凝視する
山や星など、遠くのものをジッと凝視します。
回数:5分程度
視界ギリギリの指の動きを追いかける
人差し指を上下、左右、斜めなど視界ギリギリの様々な方向で動かし、顔を動かさずに目で指を追いかけます。
回数:5分程度
上下左右のものを凝視する
目をギュッと閉じ、パッと目を開け顔を動かさずに目だけで10秒間思いっきり上を見ます。
これを上下左右の全方向で行います。
回数:各方向10秒程度×5回
明暗の刺激を加える
目を開けた状態で目を手で覆い暗い環境を5秒間つくります。
その後、手を放し明るい環境を5秒間つくります。
回数:明暗の環境を交互に5秒間ずつ×5分程度
まとめ
いかがでした?
筋肉が原因の近視であれば改善が期待できる場合があります。
紹介した目の筋肉をほぐす方法は簡単に行うことができるので、是非試してみてください。
*サイトの情報や紹介している商品は、記事の内容に則して最適だと判断したものを紹介していますが、実際に利用し判断・行動する場合は、ご自身の責任の上で行ってください。
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