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近視・遠視・乱視・老眼の違いを解りやすく解説!

何となく理解しているつもりでも、改めて考えてみるとよく解っていないことってありますよね! 今回は近視遠視乱視老眼の違いについて解りやすく解説しながら、誤解の多い点なども解説します。

ものが見えるメカニズム

近視 ものが見えるメカニズム

私たちがものを見るとき、その情報は光として入ってきます。
入ってきた光は角膜と水晶体によって屈折し、後方にある光を感じる組織である網膜に焦点が合うことによって、ものを見ています。

屈折させている組織のうち、角膜は屈折率を変えることができませんが、水晶体は毛様体筋の働きで厚みを変化させることで屈折率を変えることができます。
厚みを変えることで遠くのものや近くのものにピントを合わせているのです。

正常な目では水晶体が最も薄い状態(厚みを変化させていない状態)で、遠くから入ってきた光(平行に入ってきた光)の焦点が網膜にぴったり合うように出来ており、これを正視眼といいます。

近くのものを見るときは、その対象から放射状に出た光が懐中電灯の光のように広がりながら目に入ってくるため、同様の屈折率では焦点が網膜よりも後方にズレてしまいます。
そこで水晶体を厚くすることによって屈折率を上げ、網膜に焦点を合わせています。

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遠くは見えにくいけど近くはよく見える近視

近視 遠くは見えにくいけど近くはよく見える近視

近視の目では水晶体が最も薄い状態で、遠くから入ってきた光の焦点が網膜の前方で合ってしまいます。
網膜に焦点を合わせるには水晶体を薄くしなければいけませんが、これ以上薄く出来ないため遠くが見えにくくなります。

近くのものを見るときは、その対象から放射状に出た光が懐中電灯の光のように広がりながら目に入ってくるため、焦点が後方に移動して網膜に合うようにり、よく見えるようになります。

また近視は角膜と網膜の距離が長い場合や角膜と水晶体の屈折率が高い場合に起こるので、屈折率を下げて焦点を後方に移動させる凹レンズで矯正します。

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実は遠くも近くも見えにくい遠視

近視 実は遠くも近くも見えにくい遠視

遠視の目では水晶体が最も薄い状態で、遠くから入ってきた光の焦点が網膜の後方で合ってるため、網膜に焦点を合わせるために水晶体を厚くすることで調節しています。

そして近くのものを見るときは、その対象から放射状に出た光が懐中電灯の光のように広がりながら目に入ってくるため、この焦点がさらに後方に移動し網膜に合わせるためにさらに水晶体を厚くしなければならず、この限界を超えてしまうと見えにくくなってしまいます。

よく「遠視は近視の反対で、近くは見えにくいけど遠くはよく見える」と勘違いされがちですが、実は遠くのものを見ているときも毛様体筋と水晶体の働きで焦点が合わせられている状態なので、楽によく見えているとは言えないのです。

毛様体筋と水晶体の調整力が強い小児期や軽度の遠視の場合には、これらの調整力のおかげで遠くも近くもよく見えてしまうため、視力に異常がない場合も少なくなく見落とされがちですが、常に調整力を働かせてものを見ているために目が疲れやすく、肩こりや頭痛の原因になることもあります。

遠視は角膜と網膜の距離が近い場合や、角膜と水晶体の屈折率が低い場合に起こるので、屈折率を上げて焦点を前方に移動させる凸レンズで矯正します。

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どこにも焦点が合っていない乱視

近視 どこにも焦点が合っていない乱視
出典:www.santen.co.jp

近視や遠視の目では網膜の前方や後方で焦点が合っていましたが、乱視の目ではどこにも焦点が合っていな状態です。

これは角膜や水晶体の歪みによるもので、正乱視と不正乱視に分けられます。

正乱視とは角膜や水晶体のカーブが左右対称や上下対称または斜め対称に歪んでいるために起こるもので、上下の焦点は網膜の後方にある(遠視)のに左右の焦点は網膜の前方にある(近視)などの状態になっています。

正乱視では一方向の直線だけがはっきりと見え、他の方向はぼやけて見えますが、これは円柱レンズによって矯正が可能です。

一方、不正乱視とはケガや病気によって角膜に凸凹が生じたもので、歪みが不規則であるためメガネでは矯正できませんが、コンタクトレンズで矯正できる場合があります。

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近くは見えにくいけど遠くはよく見える老眼

近視 近くは見えにくいけど遠くはよく見える老眼
出典:www.santen.co.jp

老眼とは毛様体筋と水晶体の老化によって水晶体の調整力が低下した状態で、近くのものを見るときに水晶体が厚くなって屈折率を上げられないために、焦点が網膜の後方にあり見えにくくなってしまいます。

遠視の場合も近くのものを見たときに焦点は網膜の後方にありましたが、遠視の場合は遠くのものを見たときにも水晶体で調整しなければ焦点が網膜の後方にあるのに対して、老眼の場合は水晶体の調整なしに焦点が網膜上にあるので楽に見ることができます。

また「近視の人は老眼になりにくい」とか「遠視の人は老眼になりやすい」と言われることがありますが、水晶体の調整力の低下は近視や遠視にかかわらず起こるものなので、その知識は間違いです。

しかし近視の人の場合、もともと近くを見るときに焦点が網膜に合いやすくなっていて水晶体の調整力をあまり必要としないので、調整力が低下したとしても症状が現れにくくなっています。

一方遠視の人の場合、矯正しない状態で近くを見るときには水晶体の調整力を正視の人以上に必要とするので、調整力が低下すると症状が早く現れるのです。

老眼の矯正は遠視と同じく凸レンズで行いますが、これは近くを見る時の水晶体の調整不足を補うためのものなので、遠視や近視の人の場合は遠くを見る時のメガネと両方が必要になります。

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まとめ

近視 まとめ

近視・・・遠くに焦点を合わせられないが、近くなら水晶体の調整力をあまり使わずに焦点を合わせられる。

遠視・・・焦点を合わせるためには常に水晶体の調整力が必要とされ、近ければ近いほどその調整力が必要となり、限界を超えると合わせられなくなる。

乱視・・・もともと焦点が1つに定まっていないため、水晶体の調整力だけでは焦点を合わせることが出来ない。

老眼・・・水晶体の調整力の低下によって、近くに焦点が合わせられない。

最終更新日: 2017-04-14

タグ:
乱視 近視 老眼

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