
辛い疲れ目…。その原因と対策をご紹介
近年ではパソコンやスマートフォンを長時間使用している人が多くなってきています。 使わないようにしたいと思っても、仕事でパソコンを使っている方にとっては無理な話…。 そこで、ここでは疲れ目に効果的な解決方法を4つ紹介します。
なぜ疲れ目が起こるの?

眼球は主に6つの筋肉によって支えられています。
眼球が長時間同じ位置を向いていたり大きな動きをしないとこれらの筋肉が筋肉疲労を起こし、肩こりと同じような状態になってしまいます。
また、目は毛様体という筋肉を使ってピントを調整しています。
長時間近くのものを見ていたりするとこの毛様体も凝り固まってしまいます。
ドライアイも疲れ目の原因の一つです。
パソコンやテレビなどの画面を凝視していると極端に瞬きの回数が減少し、ドライアイを起こします。
目の表面が乾くとそのストレスでさらに疲れを引き起こすともいわれています。

まとめると、
❖「パソコンなどの長時間の使用」
❖「栄養の不足(代謝の低下など)」
❖「ドライアイ」
❖「目の状態に合っていないメガネなど」
これらが、疲れ目の問題点ということなのです。
「疲れ目」対策
スマートフォンやパソコンで目を酷使しているときには、次のことを心がけましょう。
パソコンなどの長時間の使用を避ける

一日のパソコンなどの使用時間は4時間以内が望ましいとされています。
しかし、仕事で使用されている方は調整するのは難しいかもしれません。
そんな時は、画面を見なくても良い時には見ないように心がけましょう。
例えば考え事をしているときは画面から目を離す、といったふうにすると少し楽になります。
また、パソコンの使用をしているときには、1時間に10分くらい目を休めるようにしてみましょう。
栄養不足を解消しよう
目を元気にする栄養成分を紹介します。
ビタミンA

ビタミンAは目の粘膜を守り、網膜を健康にしてくれます。
❖食材:チーズ・うなぎ・にんじん・ニラ・小松菜・ブロッコリー・ほうれん草など
ビタミンB群

ビタミンB1が不足するとエネルギー代謝が低下し、神経の伝達が悪くなります。
そのため目から脳への刺激が伝わりにくくなります。
ビタミンB6は、たんぱく質を吸収しやすくする作用があります。
ビタミンB2は細胞を再生してくれる成分で、粘膜を保護し、さらに目の充血を改善してくれます。
ビタミンB12は、目のピントの調整を助ける作用があります。
❖食材:うなぎ・さば・さんま・豚肉・豆腐・納豆・たまごなど
ビタミンC

コラーゲン合成に関与しているため、毛細血管を強くして視力低下を防いでくれます。
❖食材:苺・キウイ・レモン・パセリ・ブロッコリーなど
このほか、ルテインやアントシアニン、DHAや亜鉛なども目には良いとされています。
ドライアイ対策
目は水分の蒸発を防いでくれる油脂の膜で覆われています。
この油を出してくれるのが、まつ毛の生え際にある「マイボーム腺」というところ。
この油が詰ってしまうと油膜が作られず、の水分が蒸発しやすくなってドライアイになります。

蒸しタオルを使って、油膜の形成を促すようにしましょう。
温めてあげることで油分がゆっくりと溶け出し、目のうるおいを回復してくれます。
方法は、
❶45度くらいのお湯にタオルを付けて搾り、まぶたの上を中心に温めてあげます。
➋冷たくなったら交換し、これを2~3回繰り返しましょう。
目がじ~んわりと温かくなって血行が良くなり、目の疲れがとれていきます。

目薬をさすのも効果的です。
目薬と言ってもいろいろな種類があります。
ドライアイの方の場合、防腐剤が入っているものを使うと目に滞ってしまい悪影響になる可能性があります。
ドライアイの方はできれば防腐剤を含んでいない目薬にしましょう。
瞳に合ったメガネを選ぼう

「物が見えづらいな」と感じたら、一度眼科を受診してみましょう。
40歳以上であれば、もしかすると老眼になっているかもしれません。
「老眼なんて…」と感じる方もいるかもしれませんが、目の疲れを放置しておくと肩こりに繋がったり、ひどい時には吐き気を伴う場合もあります。
これを機会に、受診してはいかがでしょうか?
最終更新日: 2016-12-17
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