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網膜剥離の手術後にレーシックは受けられる?レーシックと網膜剥離の関係まとめ

レーシック手術と網膜剥離の関係を考えたことはありますか?レーシック手術をすると網膜剥離が起きる理由や、網膜剥離の手術をしてもレーシック手術は受けられるのか、解説します。

網膜剥離とは?

網膜剥離とは?
出典:www.santen.co.jp

眼底には3層からなる3つの膜があり、内側から網膜、脈絡膜、強膜となります。
網膜剥離は、この一番手前にある網膜が剥れる病気です。

網膜は目から入ってきた光を脳に送る役割がある組織です。
網膜剥離になると脳に信号を送ることができなくなるので、視力低下はもちろん、失明の危険性があります。

網膜剥離が起こる原因

網膜剥離は、何らかの原因で網膜に穴が開いてしまう網膜裂孔から起きる裂孔原性と、裂孔を起こさずに直接剥離を起こす非裂孔性の2つのタイプがあります。
 

どちらのタイプであろうと、網膜剥離は自然治癒することはありません。

加齢や糖尿病

加齢や糖尿病

目の奥には透明でゼリー状の硝子体という組織があり、年齢と共に縮んでいきます。

元々硝子体と網膜はくっついているので、硝子体が縮むと一緒に網膜も引っ張られます。
この時に網膜が弱かったり、網膜との癒着が強かったりすると網膜が引き裂かれます。

その引き裂かれた亀裂や穴を網膜裂孔と呼び、この裂け目から水分が中に入り込むと、網膜が剥がれて網膜剥離になります。

これが加齢による網膜剥離の原因になり、裂孔原性網膜剥離と言われます。

糖尿病も進行すると網膜剥離の危険性があります。
糖尿病は進行度合いが3段階あり、最終段階は「増殖糖尿病網膜症」です。

ここまで進行すると硝子体や網膜の表面に増殖膜が作られて、硝子体と網膜が癒着してきます。
この増殖膜が縮んでくると網膜が引っ張られて、網膜剥離を起こすことがあります。

糖尿病の網膜剥離は裂孔を起こさないで起きるので、非裂孔原性網膜剥離です。

事故や頭部の怪我

事故や頭部の怪我や衝撃により網膜裂孔生じ、網膜剥離になる事があります。
これは裂孔原性網膜剥離です。

強度近視の人は起こりやすい

強度近視の人は起こりやすい
出典:tmdu-ganka.jp

強度近視でも網膜剥離が起きます。
近視では眼軸長が長くなり、近視になると目の奥が伸びていきます。
近視が強くなると目の奥がさらに伸びていくのですが、網膜がそれに耐えきれなくって剥がれて網膜剥離になります。

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網膜剥離の手術をしたけど、レーシックは受けられる?

網膜の状態によってはできない

適応検査次第ではレーシック手術ができないことがあります。

網膜剥離の手術をしてから経過が経っていない場合は、レーシック手術を受けられません。

網膜剥離の手術をしても網膜が原因で視力が低い場合は、レーシック手術をしても視力回復は見込めません。
角膜は光の屈折を変える組織で、網膜はこの光を受け取る組織です。

いくら入ってくる光が良くても受け取る側に問題があると、ぼやけたり歪んだりして見えます。
この場合もレーシック手術をしても見え方は改善されません。

かかりつけ医の「診療情報提供書」が必要

かかりつけ医の「診療情報提供書」が必要

網膜剥離を手術した医療機関と、レーシックをする医療機関が違う場所の場合は「診療情報提供書」が必要になります。

「診療情報提供書」とは他の医療機関に患者を紹介するために送るもので、「紹介状」といえば知っている人は多いでしょう。
中身には、その人がこの医療機関にかかっていた経緯や病状、既往歴、処方薬、紹介内容などが医師の手によって書かれています。

通常は自分で中身を見ることはできません。
また、「診療情報提供書」を発行して貰うには別途金額がかかります。
この「診療情報提供書」によって、レーシック手術が可能かどうかの判断材料になります。

PRK手術をすすめられることも

PRK手術はレーシック手術とは異なります。
レーシック手術は、レーザーで角膜にフラップと呼ばれるフタを作り、その中の角膜をさらにレーザーで削り最後はフラップを元に戻して終了です。
一方PRK手術はフラップを作らないで、角膜実質層に直接エキシマレーザーを照射して視力を矯正させる手術です。

レーシック手術では眼内に圧力がかかります。
網膜剥離の手術をしている場合は、硝子体は切除しているので眼内圧が低い場合があります。

この場合、眼内に圧力がかかるレーシック手術を行うと眼内にダメージを与えてしまう恐れがあるので、眼内に圧力がかからないPRK手術をすすめられる場合があります。

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レーシック手術後に網膜剥離は起きるのか?

可能性はゼロではない

可能性はゼロではない

レーシック手術は、レーザーで角膜にフラップと呼ばれるフタを作り、さらにその中の角膜をレーザーで削る視力矯正手術です。

一方、網膜剥離は目の奥にある網膜が剥がれる病気です。
角膜は目の一番手前で網膜は眼底、目の奥にある部位で働きも細胞組織もまるで違うものです。
レーシック手術が原因で網膜剥離なることは考えられません。

しかし、元々目の奥に裂孔があったり、糖尿病などの全身の基礎疾患があったりする場合、まれにレーシック手術後に網膜剥離を起こすことは考えられます。

レーシックでなぜ網膜剥離が起こるの?

強度近視は、現在の日本では中途失明原因の第5位です。
網膜剥離はもちろん、強度近視による疾患で失明に至ります。

軽度近視の人は裸眼で遠くが見えることがあるので、日常生活で特に支障が出ることはありません。
しかし、中度、強度近視の人はそうもいかず、メガネやコンタクトレンズがないと遠くが見えませんし、メガネのレンズも分厚くなります。
このような見え方に困った方がレーシック手術を行います。

しかし、強度近視の人は網膜剥離の危険要因を持っている人であり、レーシック手術を受けると必然的に網膜剥離になる確率が高くなります。
レーシック手術が原因で網膜剥離になるのではなく、レーシック手術をする人たちは元々網膜剥離になる要素が多いのです。

術前検査で防げる

術前検査で防げる

レーシック手術をする前に、目の奥を詳しく調べる眼底検査が重要です。
眼底検査は目薬を使って瞳孔を大きく広げますが、瞳孔が小さいと光が入らず目の奥が見えません。

そのため、散瞳薬を使って瞳孔を大きく広げさせて、目の奥を詳しく調べます。
眼底カメラやOCTと呼ばれる光干渉断層計などを使うと、網膜の状態や他の疾患がないか調べることができます。

レーシック手術をする前に眼底に異常がないか調べることはとても重要です。

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網膜剥離になってしまったら

網膜剥離になってしまったら

網膜剥離になったら早期治療が肝心です。

網膜剥離や網膜裂孔が出現したときには、飛蚊症(ひぶんしょう)が現れます。

飛蚊症の症状は、紐や髪の毛のようなものがぶら下がって見えたり、米粒やゴマ粒ほどの大きさのものがたくさん見えたりします。

また網膜が剥がれると、硝子体が網膜を引っ張る刺激で電気信号が起きるために、光が見えることがあります。

このような症状が突然見えたり、急激に増えてきたりした場合には、すぐに眼科を受診することが大事です。

定期健診で早期発見できる

強度近視の人や網膜に疾患がある人は、定期検査で早期発見をすることができます。
網膜裂孔や網膜剥離は痛みを伴わず、飛蚊症や見え方に異変があるだけです。

日常生活であまり気にしていなければ発見が遅くなります。
定期検査を受けていれば細かな変化に気がつくことができ、治療や手術行うことができます。

定期検査では眼底検査を行います。
その際には瞳孔を広げる散瞳薬を使って瞳が広げます。
個人差はありますが、2~4時間は手元がぼやけて見えたり、光を眩しく感じたりします。
両目を同時に検査する場合には、車や自転車の運転はしないようにしましょう。

網膜剥離は手術で治療する

網膜剥離は手術で治療する

網膜剥離は自然治癒ことはありません。
早急に手術をしないと失明につながります。
もし網膜剝離になってしまったら、手術を受けるしか治療方法はありません。

レーザー治療

網膜剥離になる前の網膜裂孔の場合は、レーザー光を用いたレーザー光凝固を行います。
裂け目をこれ以上広げない様に、裂け目の周りをレーザー光で焼いていて人工的な傷痕をつくります。

レーザー治療

硝子体手術

硝子体手術
出典:www.onh.go.jp

レーザー治療は網膜剥離になる前の網膜裂孔には有効ですが、網膜剥離に対しては効果がありません。
その時には硝子体(しょうしたい)手術を行い、目の中にある硝子体を取り除き、網膜を元に戻します。

手術の方法は、硝子体カッターで硝子体は切り取ったら、目の中に空気を入れて、破れた網膜を一時的に元の場所に戻します。
その後レーザー光を当てて網膜を接着させます。

網膜の接着が完了するまでは約2週間ほどかかります。
その間は、網膜が外側の眼球壁に接触していないといけないため、硝子体を切除した空間に長期間眼内にとどまる性質を持つガスを注入してます。
ガスは自然に抜けていき、眼内の水分と入れ替わります。

重症の網膜剥離の場合では、長期的に網膜を眼球壁に押し付けていたのでシリコンオイルを注入します。
シリコンオイルは網膜が落ち着いた後に手術で取り除きます。
硝子体手術は1週間から2週間ほどの入院となります。

網膜剥離は完治する?

網膜剥離は早期発見であれば完治する病気です。

しかし、強度近視などの危険要因を持っている方は要注意です。

手術した目でも、他の場所に網膜裂孔が生じる場合もありますし、逆の目に網膜剥離を生じることもあります。
そうならないためにも、日頃から自分の目を気にし、眼科での定期検査を受けることが大事です。

最終更新日: 2017-10-22

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