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レーシックができない人とは?手術を受けられない条件まとめ

視力を回復させる治療法の一つとして、一躍有名となった「レーシック」。短時間の施術で視力が回復できるなら、やってみたいと考えたことがある人もいるでしょう。ですが、レーシック手術はいくつかの条件をクリアしていないと受けられないということを知っていますか?ここでは、レーシック手術を受ける条件について紹介します。

レーシックは角膜を削る手術

視力矯正のしくみ

視力矯正のしくみ

レーシック手術とは、角膜屈折矯正手術の一つです。
角膜とは表面が涙の層に覆われ眼球の保護や、目に入った光を屈折させるレンズの役目の多くを担っている部分です。

目の表面にある角膜にエキシマレーザーというレーザー光線を照射して角膜を削り、角膜のカーブの角度を変えることで目に入る光の屈折を調整し、視力を矯正する手術法です。

メガネやコンタクトに頼らず、裸眼で物を見ることができるようになることを目的としています。

いくつかの手術法がありますが、角膜表面にフラップを作る方法を「レーシック(英語表記LASIK)」と呼びます。
(他の方法は後ほど《レーシックがダメでも他の方法がある》の項目で紹介しています)

レーシックの対象者

レーシックの対象者
出典:www.santen.co.jp

遠視・近視・乱視などの屈折異常

レーシック手術は遠くの物が見えにくい近視の人だけでなく、近くの物が見えにくい遠視や遠近に関わらずピントが合わず見えにくい乱視の人でも、手術のための条件をクリアしているならば視力矯正をすることが可能です。

これら近視・遠視・乱視の3種類をまとめて、医学的には「屈折異常」と呼びます。
正常な視力の人は、物を見た時に目の角膜や水晶体に入った光を屈折させて、網膜上にピントを結んで映し出して物を見ています。

ところが屈折異常がある場合は、ピントを結ぶ位置が網膜上からずれてしまっているのです。
そのせいで、遠くの物が見えにくい・近くの物が見えにくいというような不具合が起きるのです。

ガイドラインでは18歳以上

レーシック手術は、手術を受ける時点での屈折異常を矯正する技術のため、視力が安定していない18歳未満の場合は、手術を受けることができません。

近視は10代の頃が最も進行が早く、安定するには20代前半までかかることがあります。
そのため未成年者の視力矯正手術には制限が定められているのです。

ガイドラインでは18歳未満と規定されていますが、クリニックによっては20歳以上でないと手術を行わないところもあります。

また、未成年者が手術する場合には親権者の同意が必要となります。

40歳以上では充分な注意が必要

40歳以上では充分な注意が必要

老眼というのは加齢によって水晶体の弾性が失われてしまい、目のピントを調節する力が弱まってしまうものです。
近くの物に焦点を合わせるのに時間がかかったり、ピントを合わせたりすること自体が難しくなります。

老眼は角膜ではなく水晶体の老化で起こるため、角膜を手術するレーシック手術では視力の回復を得られません。

老眼は早ければ30歳代から、遅い人だと60歳代で初めて自覚する人もいるため、一概に40歳以上とは言えないのですが、おおよそ目安として知っておくといいでしょう。

受けられるかどうかは、適応検査で決まる

受けられるかどうかは、適応検査で決まる

レーシックの手術を受ける前には「適応検査」という術前検査を受けて、施術可能か否かを確認します。
視力・眼圧(眼球の弾力)・視野の範囲・角膜の形状や厚さなど、色々なチェック項目があります。
それらをクリアしていて、後述するようなレーシックを受けるための条件を満たしていれば、手術を受けることができます。

また、どれくらいまで矯正できるのかも個人差があるため、手術の前にレーシックについて不明な点や不安な点があれば、質問して解決しておきましょう。

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レーシックを受けられない条件とは

その1. 遠視・近視・乱視が強すぎる

その1. 遠視近視乱視が強すぎる

視力を回復できるレーシック手術は画期的な方法なのですが、現在の技術では視力の矯正には限度が存在しています。

目の健康や機能が損なわれてしまう可能性があるため、レーシック手術で角膜を削ることができる量は決まっているのです。

故に極度の屈折異常=削る量が多くなる場合などは、角膜の厚みが足らず手術ができないということがあります。

その2. 目や角膜に問題がある

その2. 目や角膜に問題がある

角膜が薄すぎる

レーシック手術は角膜を削る手術であるため、元々の角膜が薄い人は受けられない可能性があります。

また、手術で削ることができる角膜の厚みが足りない場合も、視力回復が見込めないため思うように矯正できないことがあります。

円錐角膜

円錐角膜

角膜の中央部が薄く円錐状に飛び出しているような角膜の状態になる、円錐角膜と言う疾患があります。
横から見ると黒目が前に突出し、物が幾重にも見えて乱視も引き起こします。

この円錐角膜の状態の人は角膜が薄いため削ることができず、レーシック手術は受けられません。

(症状が軽度の場合は、後述するフェイキックIOLという方法が行える可能性もありますので、専門医に相談してみるといいでしょう)

白内障

白内障は水晶体が濁ってしまうことで、視力が低下する病気です。

水晶体が白濁して見え辛い状態となっており、レーシック手術を行うことで視力が戻るわけではないため施術ができません。

しかし、白内障が治った後であれば、レーシック手術を受けられるケースもあります。
レーシック手術を希望する場合は、医師と相談のうえ治療を進めましょう。

ぶどう膜炎や強膜炎

ぶどう膜炎や強膜炎

ぶどう膜炎は放置しておくと失明に至ることもある病気ですし、強膜炎には慢性関節リウマチや、糖尿病などの全身疾患に合併するもの、結核や梅毒などの感染症に合併するものなどがあります。

それ故に、ぶどう膜炎や強膜炎に伴う活動性の内眼部炎症は、日本眼科学会の屈折矯正手術のガイドラインより、エキシマレーザーによるレーシック手術を禁忌とされています。

屈折矯正手術のガイドライン

引用元: www.nichigan.or.jp

重度のドライアイ

レーシック手術では、目の表面を切ってめくった状態でレーザーを当てて施術を行うため、目の表面に傷がある場合は受けることができません。

ドライアイの症状が重い人は、目の乾燥により表面に傷が入っている場合が多く、目の表面を切ってめくる作業が困難になるのです。

また、レーシング手術を受けることができても涙の分泌量が正常な人の目よりも少ない分、術後の回復が遅れる可能性もあります。
他にも、レーシック手術後に後遺症が起こる可能性もあり、NGとされています。

その3. 傷の治りに影響する疾患がある

その3. 傷の治りに影響する疾患がある

リウマチ

角膜の主要部分はコラーゲン線維でできており、それを切開して施術するため、コラーゲンに関係した全身疾患となるリウマチの人は手術ができません。

慢性関節リウマチの全身疾患に合併して起こる強膜炎などの存在も挙げられます。

また、リウマチ薬の副作用による抵抗力の低下によって、術後の感染症のリスクが通常より高まる問題や、角膜の治癒過程が健康な人と異なる恐れも懸念されます。

糖尿病

リウマチと同様に、術後の角膜の治癒過程が健康な人の術後の経過に比べると、手術に時間がかかってしまう傾向があるため、糖尿病の人も受けられません。

容体が落ち着いていたとしてもインスリンを使用していた場合、将来的に眼疾患を起こす可能性があると考えられているため、レーシック手術を行えません。

また糖尿病の合併症で、糖尿病網膜症などの目の病気による視力低下を発症している場合も不可です。

アトピーやケロイド体質

レーシック手術はアトピー性の皮膚炎や結膜炎、ケロイド体質を発症している場合は受けることができません。

術後の視力回復が遅れたり、経過中に問題が起きたりする可能性があると考えられるためです。

適応検査を受けたうえで問題がなければ施術を行う病院もあるようですが、十分に専門医と相談する必要があります。

その4. 妊娠中、または授乳中

その4. 妊娠中、または授乳中

妊娠中や授乳中の人は、麻酔薬や術後の感染症などを防ぐための薬に制限がかかってしまうため、レーシック手術を受けることができません。
また、ホルモンバランスの影響で視力の測定結果が不安定になるなど通常時と異なっていることがあるため、視力矯正のタイミングとしても好ましくないと言えます。

妊娠していない時期に行うか、出産後であれば授乳を中断できる時期か授乳期間の終了後に、適応検査や手術を受けるようにしましょう。

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その他に、レーシックを受けられない可能性がある人も

目の状態によって受けられないかも

目の状態によって受けられないかも

うつなどで向精神薬を服用している

適応検査を受けてみないと分からない部分もありますが、服用している向精神薬の種類によっては、レーシック手術を受ける事ができない場合があります。
というのも、目の角膜を作る細胞が減少してしまうなど、目に向精神薬の影響が出ることがあるからです。

向精神薬を飲んでいる人がレーシック手術を検討している場合は、専門医に服用している薬の情報を必ず開示をしましょう。

加えて、精神状態によって正しい判断の元での同意を確実に行えない場合も、術後のトラブルに繋がってしまうため、手術ができないケースもあります。

緑内障

眼圧が高くなった影響で視神経が傷付き視野が欠けてしまう緑内障は、レーシック手術は行えるものの、術後に慎重を要します。

レーシック手術を行うと目の表面の角膜が薄くなるため術前よりも凹みやすくなり、機械での測定上は眼圧が下がります。
しかし、緑内障を治療したわけではないので、実際には眼球の中の眼圧は変わっていません。
眼圧の測定機上の測定値と実際とで眼圧が異なってしまうのです。

患者がレーシック手術を受けていることを眼圧を計測する医師が知らない場合、上記のせいで緑内障の発見・治療が遅れてしまう可能性が出てきます。
ですので、眼科や健康診断ではレーシング手術を受けたことを必ず伝えるようにしてください。

ドライアイ

ドライアイ

《重度のドライアイ》の項目医と同様に、ドライアイの人は目の乾燥により表面に傷が入っている場合はレーシック手術ができません。

適応検査次第では手術を行えるケースもありますが、涙の分泌量が少ないため術後の回復が遅れる・後遺症が出てしまう可能性もあります。

まずはドライアイの治療に専念し、症状が落ち着き医師の判断を仰ぎましょう。

角膜ヘルペス

角膜ヘルペスを患ったことがある場合は(適応検査の結果次第ではありますが)、レーシック手術自体が負担となって術後に再発してしまう恐れがあります。
術後すぐに再発してしまうと治癒や視力回復に支障が出ることもあります。

直近ではない場合でも、問診の際には角膜ヘルペスになったことがあると医師に伝えて、リスクに対して理解したうえで手術を受けましょう。

以前にレーシック手術を受けたことがある

レーシック手術を受けた後、思うような視力回復が得られなかった場合や、稀に視力が元に戻ってしまうことがあります。
医師の経験・技術力やレーザーの種類、術後の生活によるものなどが原因に挙げられます。

再手術をするにあたっては、必要なだけの角膜の厚さがあり適応検査で問題がなければ手術可能ですが、足りない場合は手術を受けることはできません。

レーシックで削ることのできる角膜の厚さは、目の健康や機能維持のために限度が定められているからです。

職業によって受けられない場合も

職業によって受けられない場合も

一般的な職業でレーシック手術をしたことによる弊害はありませんが、一部の職業では就けなくなってしまうデメリットが存在します。

目に直接的な衝撃を受けやすい格闘技系の選手、飛行機のパイロット、競艇選手などが挙げられます。

いずれも一番の大きな理由は、レーシック手術後の視力の安全性に疑問視されている面があるためです。
とはいえ、少しずつですが規制緩和の動きも見られますので、医師に相談してみましょう。

前は「レーシックを受けた者は角膜が弱体化している可能性がある」との考えから、国が定める「航空身体検査基準」のマニュアルにおいて「航空機パイロットには不適合である」とされていました。
しかし平成19年の検査基準改正によって、自家用パイロット等については「手術後6 月以上を経過して症状が安定し、視機能の基準を満たす者」であれば所定の検査結果を提出し、国土交通大臣による判定を申請することができるようになりました。

引用元: lasik-kyokai.or.jp

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レーシックがダメでも他の方法がある

レーシックがダメでも他の方法がある

角膜屈折矯正手術にはレーシック以外にも、いくつか種類があります。
施術に使用する機器のメーカーやレーザーの種類の違いなどで分けられます。

紹介するエピレーシックやイントラレーシックなど、どの眼科でも共通の矯正手術名がある一方で、その眼科オリジナルの名称を持つ角膜屈折矯正手術もあります。
レーシック手術ができない場合でも、他の種類の矯正手術ならば施術可能な場合もありますので、参考までに紹介しておきます。

エピレーシック

角膜上皮のみでフラップを作成し、エキシマレーザーを照射することによって近視・遠視・乱視を矯正します。
エピケラトームという機器を用いて施術することから、エピレーシックと呼ばれています。

目に対して強い衝撃があっても、フラップがずれたりすることがないのがメリットで、通常のレーシックと異なります。
デメリットはエピレーシックで削る角膜上皮には神経の通っているため、術後に痛みが伴います。

レーシックと同等の良好な裸眼視力が期待できますが、レーシックのように角膜にフラップを作製せずにエキシマレーザーを角膜表層に照射するため、術後1~2日間の痛みと1週間程度の視力回復時間、角膜の混濁予防のための点眼や紫外線対策などが必要です。

引用元: www.jscrs-lasik.org

イントラレーシック

イントラレーシックは、コンピュータ制御されたレーザーでフラップを作成する施術方法です。
コンピュータ制御されていることから、従来のレーシックよりも精巧で滑らかなフラップが作成できると言われています。

加えて、レーシックよりも削る角膜が少なくて済むため手術時間の短縮や、角膜を多く保存できる利点があるので、主流になっている術法でもあります。

目の乱視や歪みにも対応しており、術後の合併症やドライアイの発生率も従来のレーシックより抑えることができるようになりました。

デメリットとして挙げられるのは、フラップ下で炎症が起きる間角膜炎が稀に起こるケースがある点です。
目薬で回復できるものですが、それでも改善しない場合はフラップ下の洗浄など治療が必要になります。

ラセック(LASEK)

ラセック(LASEK)

レーシックと同様のエキシマレーザーを用いますが、フラップは作らずに角膜上皮をシート状に薄くはがし角膜に直接レーザー照射する方法がラセックです。
レーシックと異なり視力回復までの時間が長い、術後しばらくは目の違和感がある、感染予防や炎症を抑える目薬などのアフターケア期間が長いデメリットがあります。

デメリットはあるものの、フラップを作らないため角膜が元々薄くてレーシックができなかった人や、目に衝撃を受けるリスクのある人(格闘技などのスポーツ選手など)に適していると言えます。

フェイキックIOL

フェイキックIOLは、有水晶体眼内レンズという目の中に入れて近視・遠視・乱視を矯正する治療法です。
角膜を削ることがないため、重度の遠視・近視・乱視や角膜の薄さでレーシック手術ができなかった人、軽度の円錐角膜の人に有効であるとされています。

有水晶体眼内レンズは、白内障の治療で使われるレンズと同素材でできた人工の眼内レンズです。
白内障手術は水晶体を取り除いて施術しますが、フェイキックIOLは水晶体を残したまま施術します。

眼内にレンズを移植するため、コンタクトレンズのような手入れの必要がなく、永続的に視力を矯正することができます。
術後に視力の変化があった場合は、レンズの摘出・交換も可能です。

オルソケラトロジー

オルソケラトロジーは屈折矯正手術ではなく、就寝時にオルソケラトロジーレンズを装着します。
角膜の形状を変化させて癖づけることで、裸眼時の視力を向上させる治療法です。

視力は回復したいけれど手術に抵抗を感じる人でも、精神的な負担を軽減できる視力回復法ですが、レンズの手入れを怠ると角膜の疾患になる可能性や、矯正中に一時的な合併症を伴うことがあります。

オルソケラトロジーを受けられる人の条件は、先述したレーシックと同様の条件があります。
加えて、夜間運転をする人や6時間以上の十分な睡眠時間を確保できない人も適していません。

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あとがき

あとがき

レーシック手術は画期的であるものの、条件がたくさんあるので、すべてクリアしないと受けられません。
医師とよく相談し、適切に検査を受けて、しっかり同意した上でレーシック手術を受けましょう!

また、レーシック手術が無理でも、他の方法なら受けられる可能性があります。
諦めずによく手術の種類を確認し、自分に合った手術方法を選んでください。

最終更新日: 2017-10-22

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