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レーシックの適応検査ってどんなことを調べるの?流れ・方法まとめ

角膜にレーザーを照射することで裸眼視力を向上させ、眼鏡やコンタクトレンズの要らない生活を取り戻せるレーシック。今では多くの人たちが手軽にレーシックを受けられるようになりました。しかし手軽と言っても手術ですので、安全に行うためにも事前の適応検査・術前検査は欠かせません!当記事ではレーシックの手術前に行う適応検査・術前検査の内容と流れをご紹介します。

適応検査でレーシックを受けられるかチェック

適応検査でレーシックを受けられるかチェック

レーシックは大変安全に視力を回復できる矯正手術ですが、残念ながら誰でもレーシック手術を受けられるわけではありません。

レーシックを受ける際は最初に適応検査を行い、以下のような受けられない条件があるかないかを確認します。

  • 20歳未満(クリニックによっては18歳未満)
  • 十分な角膜の厚さがない
  • 規定範囲外の強い近視、乱視
  • 重度のドライアイ、アレルギー体質を持っている方
  • 授乳中・妊娠中の方
  • ピルや向精神剤を使用されている方
  • 眼の疾患を持っている方(円錐角膜や白内障など)
  • 全身の病院(糖尿病や膠原病など)

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適応検査の内容と流れ

結果の説明も含めると、平均的な検査の所要時間は約2時間半~3時間程度です。

クリニックによって検査名称が少し異なりますが、適応検査には以下の検査が行われます。

屈折力測定検査

屈折力測定検査
出典:kitagawaganka.jp

オートレフケラトメーターと呼ばれる機械を使用し、近視・遠視・乱視の度数を調べる検査です。
屈折度測定検査とも呼ばれています。

角膜カーブ(角膜の真ん中部分のカーブの度合い)を調べるための角膜曲率半径測定検査も同時に行われます。

角膜形状解析

角膜形状解析

トポグラフィーと呼ばれる機械で、角膜・隅角(角膜と虹彩が接する部分)・前房(角膜・虹彩・水晶体の間にある房水に満たされた部分)を撮影し、形状に異常がないかを詳しく調べる検査です。
乱視の有無や、乱視ある場合は角膜の形の特徴を調べます。

眼に直接器具が触れることのない非侵襲性の検査なので、検査中に痛みを感じる心配はありません。

使用する機械の性能にもよりますが、1枚の撮影は約3秒ほどですので、数枚の撮影を行った場合でも数分程度で終了します。

角膜内皮細胞検査

角膜内皮細胞や角膜の厚さを調べる検査です。

角膜内皮細胞とは、黒目の呼吸や代謝を担い、透明性を維持するのに重要な役割を果たす細胞です。
角膜内皮が障害を受けると、細胞の減少により角膜が白く濁るため、レーシックなど眼の手術が行えなくなる場合があります。
また、角膜内皮細胞が少ないと、術後のフラップの接着速度が遅くなるといった問題などがあります。

レーシック手術による角膜内皮細胞への影響はないとされていますが、この細胞は一生で増えることはないため、慎重な検査が求められます。

眼圧検査

眼圧検査
出典:nishibeganka.com

眼圧とは、眼球の上下にある毛様体で生成される房水(血液の代わりに栄養などを運ぶ液体)の量と、シュレム管と呼ばれる小さな孔から排泄される房水のバランスによる圧力をいいます。

眼圧の正常値は10~21mmHgが目安とされています。
眼圧検査では、ノンコンタクトトノメーターという機械を使って眼に風をあてて内圧を測定し、緑内障などの疾患がないかを調べます。

視力検査

裸眼での視力検査もレーシックの術前検査には欠かせません。
正しい視力を測定することで、矯正の度合いやレーザー照射量などが決められます。

この検査では、遠視・近視・乱視などの屈折異常を検出し、レンズによって矯正します。

コントラスト視力検査

縞や二重丸の線の太さ・大きさ・濃さを比べたり、見やすさを調べたりする検査です。
白内障・後発白内障などの疾病や、角膜のにごりなどがないかをチェックします。

グレア視力検査

グレア視力検査

暗所で対象物に光を当て、まぶしい状態(グレア)でコントラスト視力検査と同じ内容の検査を行います。

視野検査

視野計と呼ばれる機械を使い、一点を注視した際に周囲はどの程度の範囲が見えているかを測定する検査です。
視神経に何らかの障害が起きていたり、緑内障などの眼疾患があったりすると、視野に異常をきたす場合があります。

散瞳後屈折力測定検査

散瞳薬と呼ばれる目薬を使って瞳孔を意図的に広げ、その状態の近視・遠視・乱視・角膜カーブなどを調べる検査です。

散瞳薬を使うと通常よりも光がまぶしく感じられるため、検査の直後は「自動車・自転車の運転」「スポーツ」「刃物などを使用する作業」などは避けるようにしましょう。

波面収差測定検査

波面収差測定検査
出典:www.jichi.ac.jp

波面収差解析装置と呼ばれる機械を使い、屈折異常がないかを調べる検査です。

光の収差を測定し、さまざまな角度から解析を行うため、近視・遠視・乱視などの一般的な屈折異常だけでなく、複雑な高次収差(メガネやコンタクトでは矯正が難しいレベルの、微細な角膜の歪み)を見つけることもできます。

角膜圧測定

角膜圧測定

パキメーターと呼ばれる機械を使い、角膜の厚みを測る検査です。
レーシックでは述語の角膜の厚みを0.4ミリ以上残すことが基準になっており、本来の角膜が薄すぎる場合は適応不可となります。

アベリーノDNA検査

アベリーノDNA検査は、アベリーノ角膜ジストロフィ(アベリーノ症)の原因となる遺伝子を保因していないかを調べる検査です。

DNA検査と聞くと、とても大層な検査をイメージする人が多いですが、アベリーノDNA検査は「専用の綿棒で口の中の粘膜を採取するだけ」なので、気軽に受けることが可能です。
検査にかかる費用は、医療機関にもよりますが、平均1万円前後となっています。

アベリノ角膜ジストロフィ(アベリーノ症) とは

アベリノ角膜ジストロフィ(アベリーノ症) とは

アベリーノ角膜ジストロフィ(アベリーノ症)は、角膜に点状の白濁が起きる遺伝疾患です。

日本では1,000人に1人の割合で発症するとされています。
紫外線・加齢・角膜の外傷などにより白濁の度合いが進むと、視力の低下などの症状が起きる場合があります。

アベリーノ角膜ジストロフィ(アベリーノ症)の原因遺伝子を持っている人がレーシックを受けると、症状が悪化する可能性があります。
そのため、アベリーノ角膜ジストロフィ(アベリーノ症)の患者がレーシックを受ける場合は、細心の注意が必要です。

アベリーノ患者がレーシックを受けるには

術前の検査でアベリーノ角膜ジストロフィ(アベリーノ症)が見つかった場合でも、「PRK」という方法でレーシックを受けることが可能です。
PRKとは、治療的角膜切除術(PTK)で角膜の白濁を除去した後に、近視や乱視を矯正する手術方法です。

  • 通常のレーシックよりも安全性が高い
  • 吸引による障害がない
  • フラップ(角膜を切り開くときにできるフタの部分)がないため、外傷や接触に強い
  • 術後のDLK(フラップの下に炎症が生じる合併症)がない

などのメリットがあります。

レーシックを行うことで症状が悪化する可能性のあるアベリーノ角膜ジストロフィ(アベリーノ症)の患者でも、PRKであれば安心して手術を受けることができます。

眼底検査

眼底カメラや眼底鏡といった特殊な器具を使い、瞳孔の奥にある眼底の血管・網膜・視神経を調べる検査です。
従来は散瞳薬を点眼し、瞳孔を広げて検査が行われていましたが、最近は無散瞳カメラを使って検査するケースもあります。

眼底検査を行うことで、緑内障・網膜剥離・眼底出血・網膜色素変性症などの病気を発見することができます。

診察

診察

医師による診察では、問診やカウンセリング、瞳孔の大きさ・涙液の状態・眼の病気がないかなどの検査が行われます。
レーシックに対して不安点・心配点などがあれば、些細なことでも医師や看護師に相談するようにしましょう。

シュミレート

医療機関によっては、シュミレーションツールを使ってレーシック後の「見え方の変化」をシュミレートしてくれる場合もあります。
シュミレーションツールを使うと、視力を矯正する前と矯正した後でどのように見え方が変化するのか、実際に見て体感することができるので、より安心して手術を受けることができます。

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検査費用はどのくらいかかる?

検査費用はどのくらいかかる?

検査を受ける医療機関にもよりますが、人気の大手クリニックの場合は無料で適応検査を受けられます
他眼科クリニック、病院で適応検査にかかる費用は1万円前後が平均的です。
詳しくは受診機関にご確認ください。

また手術前に手術を行っても大丈夫かどうか、最終検査として術前検査を行う場合があります。
この検査の費用は、どの医療機関も基本的に無料です。

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検査を受ける際の持ち物は?

検査を受ける際の持ち物は?

術前検査を受ける際に必要な持ち物は、「保険証」「普段使用している眼鏡」です。
詳しい持ち物については医療機関によって異なるケースもあるため、事前に必ず確認を行うようにしましょう。

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術前検査を受ける際の注意点

正しい検査結果を得るためにも、術前検査を受ける際には以下のような点にご注意ください。

コンタクトレンズの装用を中止する

コンタクトレンズの装用を中止する

コンタクトレンズを装用していると、角膜にレンズの跡がついてしまいます。
レンズの跡がついた状態では正しい検査結果を得ることができないため、術前検査を受ける際には、一定期間コンタクトレンズを外しておく必要があります。

コンタクトレンズを外す期間は、レンズのタイプによって異なります。
ソフトコンタクトレンズの場合は3日以上、ハードコンタクトレンズもしくは就寝時も装着可能なソフトコンタクトレンズの場合は、2週間以上の未使用期間をおいてから検査を受けるようにしましょう。

メイクは控えめに

メイクは控えめに

術前検査では、点眼を行ったり、特殊な器具を使って眼の様子を詳しく観察したりします。

つけまつげなどのアイメイクを行った状態で検査を行うと、異物が混入したり、眼を傷つけたりする可能性があります。
そうしたトラブルを避けるためにも、検査当日はできるだけ、メイクは控えめに心がけましょう。

検査の有効期間は3ヶ月

術前検査の有効期間は3ヶ月とされています。

検査から3ヶ月以上が経過した場合は、再度検査を受ける必要があります。

風邪薬の服用について

例えば、もし検査の日に風邪を引いてしまった場合、風邪薬を服用して良いのか気になるところですが、基本的に眼の状態に異常がなければ風邪薬の内服はOKとされています。
また、手術前後の内服も問題ありません。

ただし、風邪薬を含め服用中の薬がある場合は、検査時の問診票にあらかじめ記入するようにしましょう。

最終更新日: 2017-10-22

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