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網膜剥離の原因が近視って本当?近視と網膜剥離との関係について

網膜剥離という病名、皆さん一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか? 網膜剥離は、ボクサーが殴られて目に強い衝撃を受けたことでなりやすい、そんなイメージをお持ちなのではないでしょうか? 実は網膜剥離は、近視の人もなりやすいということがわかっています。ではなぜ近視の人が網膜剥離になりやすいかについて説明していきます。

網膜剥離とはどんな病気?

近視 網膜剥離とはどんな病気?

網膜剥離とは、網膜が網膜色素上皮(網膜の一番外側の層)から分離し、剥がれてしまう病気です。

網膜剥離は、網膜に裂孔(れっこう)が生じて起こる裂孔原性網膜剥離と、裂孔を生じない非裂孔原性網膜剥離に分けられます。
網膜剥離の大部分は、裂孔原性網膜剥離です。
裂孔原性網膜剥離は網膜に裂け目が生じ、そこから網膜の下に硝子体液(液状化した硝子体)が入ることにより、網膜が剥がれて浮き上がります。

網膜剥離は毎年1万人に1人くらいの割合で発生するといわれています。
剥離した網膜は徐々に機能を失っていくので、放置すれば失明に至る怖い病気です。

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網膜剥離の原因とは?

近視 網膜剥離の原因とは?
出典:www.hibun.info

網膜剥離の中で最も多い裂孔原性網膜剥離は、加齢による硝子体の変化により引き起こされます。

中年(40代)以降では急激に硝子体の変化が現れてきます。
網膜剥離の発生率が若年者に比べ、中年以降に多いのはこのためです。

硝子体は若いときはゲル状ですが、加齢とともに液状化してきます。
液状化した硝子体が網膜から離れるときに、裂け目(網膜裂孔)できてしまうことがあり、その穴に液状化した硝子体が入り込むと網膜剥離へと進行します。

硝子体が網膜から離れるときや、裂け目か少量の出血したときには、自覚症状として飛蚊症(蚊が飛んで見えるような症状)や光視症(光が走ってみえるような症状)などがでてくることもあるので、注意しておく必要があります。

近視の人がなりやすい理由

近視 近視の人がなりやすい理由

網膜剥離の最も多い原因は加齢によるものですが、実は近視の強い人も網膜剥離になりやすいことがわかっています。

近視の人は、近視のない人に比べ眼軸(がんじく)が長い傾向にあります。
眼軸とは目の表面から奥までの長さのことです。

眼球は丸いと思われていますが、近視が強い人の眼球はラグビーボールのような楕円形の形をしています。
眼軸が長いと網膜が通常の人よりも薄く引き伸ばされているため、少しの衝撃でも網膜に裂け目を生じやすく、網膜剥離になりやすいのです。
近視が強ければ強いほど眼軸が長いため、より注意する必要があります。

(上記の図で眼軸が表されています。
近視が強ければ強いほどここの距離が長いことになります)

網膜格子状変性(もうまくこうしじょうへんせい)と呼ばれる網膜の変性巣があるのですが、これも網膜裂孔を生じる原因になります。
この網膜格子状変性も、近視の強い人に多くみられる傾向があります。

その他の原因

近視 その他の原因

その他の網膜剥離の原因として、糖尿病網膜症が進行して網膜剥離になることもあります。

糖尿病網膜症は、眼底に糖尿病性の白斑、出血などを起こし、さらに進行すると網膜にかさぶたのような増殖膜ができ、それが網膜を引っ張ることにより牽引され、牽引性網膜剥離を起こしてしまうことがあるのです。

また、アトピー性皮膚炎から網膜剥離を発症する人もいることがわかってきています。
これはアトピー性皮膚炎による痒みが原因と考えられています。

痒みの症状によりがひどい時に、何度も目をこすっってしまうことによって、網膜にダメージを与えてしまいます。
その結果、網膜に裂け目が生じたり、剥がれたりしまうのです。

アトピー性皮膚炎にともなう網膜剥離は、中高年よりも10~20代の若年層に多いことも特徴です。
アトピー性皮膚炎の人は、網膜剥離だけでなく白内障も発症しやすいです。

※上記の写真は網膜剥離を起こしている眼底写真

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網膜剥離の治療法

近視 網膜剥離の治療法
出典:japaneseclass.jp

網膜剥離を起こしてしまった場合は、基本的に入院しての手術が必要になります。

ただし、網膜剥離になる手前の裂孔の段階で発見できた場合は、裂孔の周囲をレーザーで固めることによって治療できます。
この場合は手術ではなく、眼科外来で行うことができます。

網膜剥離の手術は、その程度により術式はかわってきますが、基本的には硝子体(しょうしたい)手術を行うことが多くなっています。

硝子体手術は、網膜剥離の原因になっている硝子体を網膜から除去する目的で行われます。
硝子体手術を行うには、1週間近く入院が必要になることが多いです。
また、術後はしばらくうつ伏せの状態で過ごしてもらわなければいけません。
硝子体手術では、網膜を内から押さえる為に眼内に医療用のガスを入れます。
ガスを入れた後、網膜が元の位置に復位するまでは、ずっとうつ伏せの姿勢をとってもらわないと網膜を内側から押さえることができません。
入れるガスの種類にもよりますが、通常3~4日程度続けてもらう必要があります。

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まとめ

近視 まとめ
出典:photo-ac.com

網膜剥離は、発見が遅れると視力が回復しない場合もある怖い病気の1つです。

自分が網膜剥離になりやすいのか、また網膜剥離はどのような原因でなるのかを知っておくことはとても大切です。

もし、自分が網膜剥離になりやすい(近視が強い、アトピー性皮膚炎がある、糖尿病がある)場合には、定期的に眼底検査をうけることをおすすめします。

最終更新日: 2016-12-24

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