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最新の白内障手術とは?治療の最前線を探る!

白内障は加齢とともに見られる目の疾患です。メガネやサングラスをかけることで日常生活に支障がなければそれでいいのですが、不便を感じるようになった場合には治療―手術が必要になります。 そこで、白内障治療の最前線と、最新手術についてご紹介します。

白内障とは?

白内障 白内障とは?

白内障になると、目の中の水晶体が白く濁ることで、かすんだり、ぼやけたり、まぶしく感じたりして見えにくくなる、といった症状が表れます。

白内障は症状が軽い時は、点眼薬(ピレノキシン製剤、グルタチオン製剤)などで様子を見て経過を見守りますが、いよいよ日常生活が困難になった場合では手術が適用されます。
目の水晶体はカメラで言えばレンズの役割で、外光を集めることでピント合わせをしています。

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超音波乳化吸引術

白内障 超音波乳化吸引術

アメリカで開発された「超音波乳化吸引術(ちょうおんぱにゅうかきゅういんじゅつ)」が日本でも1990年代から行われるようになりました。
この術式は眼球を3ミリ程度切開します。
そして、その部分から超音波チップを挿入し、濁った水晶体の核を砕くことで吸い出し、その後水晶体の嚢(セロファンのような透明な膜)の中にレンズを入れます。

この方式ですと傷口が小さくて済み、炎症や乱視の心配もなくなります。
そして、目に対する負担も少なくなっています。
しかしながら、嚢を残した上で水晶体の核の破砕は、技術的に困難で時間がかかります。
その分だけ、超音波の眼球へのストレス侵襲が厳しくなる、という難点がありました。

そこを改良し、超音波チップで核を4等分して十文字の溝をつくるという方法が生み出されました。
4等分した塊を乳化することで吸引し、角膜を傷めることもなくなり安全な手術が可能になりました。

しかし、この手術の実行には熟練した技術が必要で、長時間の手術では熱のために傷口が火傷をすることがあります。
それ以外にも灌流液を使いながら超音波を当てるわけですが、灌流液を流し続けると角膜細胞を傷めることになります。

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フェイコ・プレチョップ方式

白内障 フェイコプレチョップ方式

そこで最新の白内障手術として登場したのが「フェイコ・プレチョップ方式」の術式です。

白内障手術の問題として挙げられていたのが、超音波の眼球へのストレスでした。
この方式は水晶体に超音波を当てる前に、各部分を小さく分割するところに特徴があります。

超音波のエネルギーが1/10以下に減らされるために、超音波の熱で傷口が痛むことがなくなりました。
そして2ミリほどの傷口を通して、すべての手術処置ができるようになり、術後の副作用である乱視が起こりにくくなりました。
超音波の時間が短くなったことで、角膜、視神経への侵襲負担が軽減、視力の回復時期が早まるようになっています。

さらに、水晶体を包んでいる後嚢の破壊がなくなり、合併症の危険性も減っています。
手術時間が従来の時間を大幅に短縮し、4~5分で終わることも活気的です。

点眼麻酔での手術が行われるので、術後に眼帯を装着する必要がありません。
つまり、術後のケアも楽になったのです。

手術後の安全と安定

フェイコ・プレチョップ術式では、切れ味の鋭いダイヤモンドメスで切開するので、切り口は縫合しなくても自然に元に戻るのです。
そして、点眼麻酔のため手術直後からものを見ることができるので、特に眼帯をするようなことはありません。

ただし、手術直後は抗生物質の点眼をすることと、目に保護のためにプラスチック製のゴーグルをつけて帰る必要があります。

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白内障手術とQOL

白内障 白内障手術とQOL

私たちが情報を得る場合、視覚からの情報が80%を占めます。
ものが見えるということは、情報のアクセスにとっては大事な機能ということに他なりません。
白内障になった場合には、その情報授受機能が停滞するわけです。

最新の技術を使った手術をすれば、2ミリ程度の小さな切開で安全性が高い手術ができ、視力が回復できるようになるのです。

過去の白内障の手術は光を取り戻すための手術でしたが、近年の手術は生活の質・QOLを向上させるためのもので、特に高齢者にとって視機能を取り戻すことは、日常の生活と密接に繋がっていることからも、手術の適用は重要な選択肢になります。

中でも軽度の認知症者が白内障の手術をした場合、日常的な生活機能が改善することもあるなど効果が確認されています。
抑うつ傾向でQOLがよくない人の中には、白内障はじめ、目の疾患を患っている場合があります。

いずれにしても、視力の回復がQQLを改善させることは間違いないので、一度眼科を受診することをお勧めいたします。

最終更新日: 2016-12-24

タグ:
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